鯨は今まで缶詰で何度か食ったことがあるが、超濃い味付けの大和煮なので味があまりよく分からなかった。ベーコンはわりとよく売ってるのだが、未知の物体に600円とか800円も払うのはやはり躊躇してしまう。この生肉も241円と普段買ってる魚切身よりは高いのだが、全然ダメでもあきらめのつく程度のようだ。「やって後悔するほうが、やらずに後悔するよりよほどいい」というどっかの格言もあることだし、一度食べてみることにした。
せっかく買ったからには、ただ焼くだけとかではなくてちゃんとした料理にしないともったいない。
いろいろ探した結果、こちらのサイトにあった「鯨の大根おろし煮」にした。
ごま油は無かったので、すりゴマで代用。
見本の写真と同一とは言わんが、割と近い雰囲気のものが出来たようだ。さて、味は・・・・
率直に言って、これだったらサバとかアジの倍以上の値段を払って買うことも無いかなという味。食感はやや固めで、哺乳類だけあって魚よりは肉に近い。今までに食べたものの中で似た感じのものをあえて挙げるとすれば、「スモークレバー」に近いかな?調理の仕方が悪かったのかしらん。しかし、こんなでも自分としてはかなり気合を入れて作ったほうだ。それでも魅力を引き出せないとなれば、どうも自分には合わない食材といえそうだ。
今回の挑戦は成功しなかったが、これで今後鯨の肉が売られているのを見ても買おうかどうしようかとちまちま迷わずに済む。そのために払った料金と思えば。
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