去年の秋、庭のミカンの木がなぜか丸裸になっていた。よく見てみると、妙なイモムシが10匹くらい?いた。こいつらが葉っぱを食べてこういうことになったらしい。調べてみるとアゲハチョウの幼虫だと判明。そのままにしとくとエサが無くて死んでしまうので、室内に移して飼うことにした。
飼いはじめてまず驚いたのが、奴らの食べる葉っぱの量の多いこと多いこと。これだけ食うんだったら、あんな小さいミカンの木がすぐ丸裸になってしまうのも無理は無い。それだけ食べればもちろん、出すものも大量に出す。飼育箱の掃除と葉っぱの補給が本当に大変であった。ま、やってたのは8割くらい母だが・・・・
それだけ食べてしっかりとエネルギーを蓄えたイモムシたちは無事サナギになり、自分が東京に戻ったあとに続々と羽化。何でそういうタイミングでなるか・・・。この年に蝶になったのはナミアゲハ×6、クロアゲハ×1だった
で、去年来たから今年も来るだろうと思ってたらやっぱり来た。しかも去年をはるかに上回る卵が生まれている。写真の中央に写っている葉っぱの根元にある黒いのが卵。非常に小さいので、多分何も意識せずに見てたら卵があることすら気づかないだろう。ミカン・ユズ・サンショウなどのかんきつ類の葉っぱを食べて育つので、庭にそういう木がある人は春にまめに見ると卵を見つけられるかもしれない。
卵からかえったばかりの極小の幼虫。この段階でも知らないで見るとチョウの幼虫だとは思わないだろう。この段階ではまだまだ小さいので一日に葉っぱ半分も食べない。
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