2008年9月25日木曜日

アゲハチョウの飼育記録 2008年(2) ちょっと成長 


(1)からちょっと時間がたって成長した幼虫。一番小さい頃は真っ黒だったが、脱皮して黒・白・黒の模様になる。鳥の糞に擬態しているらしい。緑色になると目の模様とよちよち・ぷにぷにで可愛いが、この段階ではまだそれほどでもないかもしれない。

 幼虫は何回か脱皮して大きくなっていくが、脱皮するしばらく前から、枝や壁などしっかりしたところに留まって動かなくなる。じっと動かず葉っぱを食べなくなっても、死んだわけではないので他のやつらから離してそっとしておこう。動かなくなってから脱皮が終わるまでは二・三日かかることもある。脱いだ皮を食べ終わるとまた平常モードに戻って、葉っぱをわしわしと食べるようになる。

 大雨の中の幼虫。外に置いておくと、雨などささいなことでもけっこう減る。カエル・アリ・ハチ・ヤスデ?等に喰われるものもかなりあるようだ。

 室内で風雨をしのぎ天敵から保護していてもけっこう自然死するので、かなり減ったとしても自分の飼いかたがまずかったのかと悩むことも無い。もともと弱くて食われやすいものなので大量に卵を生むということなのだろう。白黒から緑になってしまえば割と丈夫になる。

 エサの注意点としては、ホームセンターなどで買ってきた苗木には農薬が残っている恐れがある。卵の生みつけられていた木の葉っぱだけで育てるのが一番無難なのだが、もしそれで足りない時は同じ種類の木の葉をよく洗ったあとで。

 キアゲハのエサはパセリやニンジンなどと書いてあるが、うちの幼虫はミカンの葉っぱで孵化して、ミカンの葉っぱのみを食べ続けてサナギになった。最初からミカンの葉っぱに産んであるときは、柑橘系の葉っぱでも問題ないみたいだ。