2011年7月15日金曜日

ウナギのコストパフォーマンス

 これについてブログを検索してみても、「うなぎ料理の中でのコストパフォーマンス」について書かれたものばかりで、「他の料理と比較したばあいのウナギのコストパフォーマンス」について書かれたものは全然無いのですよね・・・
近所のイオンの標準的な値段でいうと、アジ・サバ・サンマ・イワシ・ブリなどが80~150円くらいなのに対して、鰻は安い中国産のハーフでも700円くらいで、国産一尾だと2000円・・・
ウナギって確かにおいしいと思うけど、サバやサンマの10~20倍おいしいか?ウナギとは違う種類の味だけど十分に脂がのってるし、サンマ一匹だったら食べごたえも十分だし・・・
栄養面でみると確かにウナギは他と比べてビタミンA(レチノール)の含有量が図抜けて高い。100グラム食べるだけで一日の所要量ぴったりまで達する。しかし、それに1000円の価値が・・・?ビタミンAならアナゴでもウナギの3分の1だけど十分含まれてる。アナゴのかば焼きだったら、外見も味もそれなりに似てるし、値段も3枚で500円しないし・・・

江戸時代だったら「安くておいしい旬の食品で、(他に食べてるものがしょぼいので)栄養面でも重要」だったんだろうけど、今となっては「おいしいけど高い養殖、食生活が大幅に向上して栄養面での相対的価値もかなり低下」。割に合わない食べ物になっても習慣だけは残って・・・

これまで以上にお金が大事な時代になっていきそうだし、生活のあらゆる面で理屈に合わない金の使い方をしていないか、もう一度見直してみたいものですな