2011年3月25日金曜日

東京電力で遊ぶ

 先週金曜日に940円で100株買って、昨日の朝に成り行きで売り注文を出して990円で約定したので5000円の儲け。一日前に買って一日前に売ってたたら益が3倍ほどになっていたのだが、まあそんなことを後から言ってもしょうがない。今日まで待っていたら悲惨なことになっていたのだから、むしろ喜ぶべきだろう。
昨日の東電の大幅下落について、「配当予想を通期60円から未定に変更したことに加え、野菜・水などに影響が広がり原発問題長期化が嫌気された」などともっともらしい説明がなされている。
しかし、原発があんなことになって、さらに計画停電までして世界中に大迷惑をかけている以上、無配なんてのは合理的な市場なら当然予測できることではないかな。たぶん昨日東電が大して下げなかったとしたら、プロのアナリストの方々は「無配になることはすでに織り込み済みで市場の反応は薄かった。また、被害の補償についても政府の補てんが予想されることから東電の負担はある程度限定される」などとしたり顔で語ったことだろう。全く、アナリストとはなんとのんきな職業であることよ

2011年3月24日木曜日

無意識のうちに・・・

 震災から間もなく2週間が経とうとする中で、BBCのメインニュースはリビア空爆やアラブ各国の騒擾に移りつつあるようだ。日本の新聞も徐々に地震以外の記事が増えてきた?
そんな中、某局で「被災地で助け合う人たち」というリポートをやってた。それによると、
「避難所に集まった人たちはそれぞれの得意分野で協力し合っています。女性たちは料理の準備をし、男性が手作りの釡とマキを準備して火をおこし、子供たちもできることを・・・・」
やっぱり、「男は力仕事、女は家事」なのですね。この非常時にそんな些細なことを気にするなって?

2011年3月21日月曜日

大震災で略奪も大パニックも起きない美しい国、日本

 だったはずだよね・・・・
中日新聞→【震災】 略奪相次ぐ、石巻署が警戒 無人の店舗から貴金属やレジの現金
朝日新聞→物資不足で被災地の盗難増加 ガソリンや食品など被害 
美しい日本人がこんな行為をするはずは無いので、犯人は混乱に乗じて国外から侵入した工作員?

2011年3月19日土曜日

救援物資についていろいろ考えてみる

東日本大震災の後、世界中の国・企業・組織・個人から物資と資金の援助が相次いでいる。「優遇されている金持ち」や「金儲け第一主義の大企業」に対する批判は根強いが、万単位での物資の提供や億単位での寄付はそういう人・組織でなければできないことだ。連日の大量の寄付の報道を見るにつけ、日本に「もうけをため込んでいる」体力のある企業が数多くあることに感謝したくなる。
で、その救援物資について思ったことを
(a)
自動車メーカーやディーラーが、見込み違いで全く売れず在庫になっていた旧式のトラックを被災地への輸送車両として提供する。
(b)
食品メーカー・衣料品メーカー・日用品のメーカーやスーパーが、見込み違いで全く売れなかった商品(品質には全く問題がないとする)を救援物資として被災地に提供する。
(c)
スーパーが、賞味期限が到達して廃棄せざるを得なかった缶詰やレトルト食品を救援物資として被災地に提供する。メーカーの検査で、たとえ期限後1年経過しても安全性はおろか味にすら全く変化がないことが確認されている。現地では到達後直ちに消費され、健康被害は発生しなかったとする。
(d)
企業が、使用済みでそれなりに劣化しており処分する予定だったユニフォーム・各種工具類を救援物資として被災地に提供する。

たぶん、(a)や(b)に反対する人はそれほど多くないのでは。(c)、(d)に関しては、意見が分かれるところかもしれない。個人的には今回のような状況であれば許容範囲だと思う。というか、平時であっても(b)、(c)、(d)のような物資をもっと有効活用できるような仕組みができないものかと思う。

2011年3月18日金曜日

日本で略奪が起きないのは・・・

 嘆きたくなるほど日本の話題が少なかったBBC world だが、金曜日以降は全体の半分近くを日本での東日本大震災関連の報道に使っている。最近では、さらにその半分が福島の原発関連の話題になっている。
地震が起きた当初から、「これだけの大災害なのに、不思議なほど秩序が保たれて人々が落ち着いている」ということを何度も言っていた。最近だと「フクシマダイイチゲンパツから東京までは大して離れているわけではないのに、人々は落ち着いて普段と同じように仕事をしている」と盛んに言っている。この辺の話は日本のメディアでも「日本人の規律正しさが海外から称賛されている」といった形で報じられているが、BBCを聞く限りでは「称賛」というよりはむしろ「理解できない状況をいぶかしんでいる」という感じだった。
というか、日本で略奪や大パニックが起きなかったり、配給に我慢強くならんだりするのは、日本のメディアが言うように日本人の規範意識・モラルが高いからなのだろうか。自分がそういう状況だったらと考えてみると、「周りから非難されるのが恐ろしい」、「周囲の視線が怖い」というほうが・・・。平時は「日本人は精神的に頽廃して救いようがない」的な論調だったくせに、一転して「世界中から称賛される美しい日本人」を大量発信する新聞とテレビにも何とも言えない思いを持ってしまう。被災地の方々を貶めるつもりは全くないけど、何か釈然としないものが・・・。自分は日本人の平均値をはるかに下回るさもしい精神の持ち主なのだろうか?

2011年3月17日木曜日

すべてを自粛すれば・・・

 東北・関東での大震災を受けて、スポーツをはじめとする各種イベントで自粛・中止の動きが相次いでいる。プロ野球でも、パリーグは延期したもののセリーグは予定通り開催。これに対して、「被災地の人々に対して失礼」というような批判も強い。
過去に例を見ない大地震で苦しむ人が大勢いるのに、のんきに野球などやっていいのか、という批判は理解できるけど、じゃあ全てを自粛・延期というのが正しい判断なのかというと微妙だ。たとえ半年延期させたとしても、たったそれだけの時間で被災地が完全に復興できるとは思えないし、5年経ったって苦しんでいる人はいるだろう。「無駄な電気を使わない」という観点からの批判だとしたら、少し延期するのみのパリーグもセとほとんど一緒でないか。電力不足は夏以降も続くという予測もある。
被災地に対して真摯な気持ちでできる限りの支援をしようというのと、娯楽系統のものは何でも自粛すべしというのは少し違うのではないかと思う。直接の影響の無い地域まで沈滞ムードに覆われて経済がさらに停滞してしまうと、復興に長期的な悪影響を及ぼしかねない。電気・物資などを被災地に供給する支障にならない限りであれば、過度に自粛に走る必要はないのでは・・・

2011年3月13日日曜日

 今回の地震に伴う津波で甚大な被害を被った、陸前高田を始めとする三陸地方の沿岸の都市。三陸地方はこれまでも地震が起こるたびに津波で甚大な被害を受けていて、1896年の津波では流失家屋10617、死者27122、1933年は家屋9000、死者2986という惨事になっている。田老町(現宮古市)では1933年の被害を教訓に10メートルの大堤防が築かれていたが、今回の津波はそれすら乗り越えてしまった。
幾度も来る天災を乗り越えて復興してきた人々の努力は素晴らしいけど、今回の被害を見ると復興に際しての集団移転というのも真剣に考えなければならないのかもしれない。たとえ津波に耐える頑強な建物と万全な避難体制を構築したとしても、住宅地が浸水してしまっては生活再建は容易ではない。故郷の町に対する強い愛着があるのは自分もそうだから良く分かるのだが、地震と津波は今後も必ずやってくる。今後のために何が最適かというのを考える価値はあると思う。

テレビ(メディア)と大地震

 地震が発生してから現在に至るまで、MHKを始めとするテレビ各局は全ての番組を休止して地震関連の情報を流し続けている。新聞も、ネットに流しているニュースの範囲ではほぼ同様。
もちろん、今の日本にとって最も重要性が高いのは地震に関連する情報だろう。でも、地震が起こって他のニュースの相対的価値は減少したとしても、絶対的価値は減少しないし、むしろ高まっているものもあるはずだ。エジプト・チュニジアは相変わらず不安定なままだし、リビアでは今日も反政府軍と政府軍の攻防で多数の犠牲者が出ている。その最新情報は、テレビを見ても新聞を開いても全く、もしくは非常にわずかしか得られない。
絶対とは言わないが、被災地でテレビ放送が受信できるのであれば、NHKはほぼ受信できるのでは。民放各局がCMを挟まず被災地の情報を流し続けるのは、公益を優先させるという点で賞賛すべきだけど、なんというかもう少し役割分担がうまくできれば・・・

2011年3月3日木曜日

最近のBBC発日本関連ニュース

・京都大学の入学試験で携帯電話を使ったカンニングが発覚
・学生服風の衣装で有名な「kishidan」がナチのカギ十字をあしらった衣装で国営放送の番組に登場
後に謝罪
・忠犬ハチ公の死因がガンだったことが判明
・任天堂の3dsが発売になり、各地で行列ができる。


話題の中心がリビアになるのは分かるが、日本に関する情報はどうも断片的なものが多い。日本本国でトップニュースになるようなのは全く出てこない。まあ、日本人だって直近のイギリスの政界の情勢を知ってる人はほとんどいないだろうし、仕方ないのか