2009年1月6日火曜日

低コストな広島旅行記 1日目

 夏休みの青春18きっぷはいずれも近場への日帰りの旅だった。今回の冬休みもそんな感じにしようかと思っていたが、2007年の夏休み以来泊まりで遠くへ行ってみようと思い直したのが12月の中旬ころ。しかし、すでにムーンライトは九州・松山・高知と全て売り切れていた。そこで次善の策として、昼間の列車で一日かけていけるぎりぎりの距離にある広島に行くことにした。

 日帰りの旅行だと、目的地での時間を確保するため始発に近い電車で出発しなければならないことが多いのだが、今回は1日目を移動だけに費やせるので出発は1000過ぎ。東海道線~山陽本線で一路広島へ向かう。東海道本線は豊橋~大垣、山陽本線は米原~姫路の間は電車の本数が多く新快速がかなり走っているので比較的スムーズに移動できるが、大垣~米原、姫路以西はぐっと本数が減る上にほぼ普通ばかりになってしまう。それでも本線だけあって今まで乗ってきた路線の中では比較的良い部類に入る。荒野の中の小さい駅で数時間待たされる、などということも無く1800ころに広島駅に到着。

 広島の名物料理と言ったら、まあ牡蠣とお好み焼きが定番だろう。事前にガイドブックを借りていろいろ検討し、一日目の夕食は「お好み村」というところでと思っていたのだが、駅を出た時点ですでにかなり腹が減っている。かなり寒い闇夜を歩き回る気力がちょっと無かったので、駅ビルの「ASSE」内にある店にしておいた。具と生地を混ぜないで焼くなどの特徴は見られたが、味のほうはそれほど顕著な特徴というものは正直あまり無かったような気がする。何度も食べるか、ちょっと値段の高いカキ入りのでも食えば分かるものなのかもしれない。

 駅ビルで夕食をとったあとは寝て明日に備えるのみ。今回の旅行のコンセプトはローコストなので、泊まるのも普通のホテルではなく、薬研堀にあるカプセルホテル。地図を持参して路面電車で最寄り駅まで行ったにも関わらず、持ち前の方向音痴ぶりを発揮して大いに迷ってしまったが、何とか当日のたどり着くことができた。

 カプセルホテルの内部は、事前の予想にたがわぬレベルであった。大浴場は5人も入れば満杯になりそうだったし、個室の鍵は無きに等しいくらいの貧弱なものだったし、TVは超小型の湾曲ブラウン管だったし、トイレも洗面所も・・・・。一泊2300円という価格設定もむべなるかな。寒さをしのいで寝るのみと割り切って、早めに風呂に入って寝ることにした。しかし、すぐ上の個室から奇妙な音のイビキがだだ漏れで、満足に寝ることすらできず。これではちょっとねえ・・・

 

2009年1月2日金曜日

環境問題と末期がん(もしくは安楽死)

医師

「病気はかなり進行していて、いかなる方法を使ったとしても感知する見込みはほとんど無い。一番長くてもあと1年。今すぐ入院して、長時間非常な苦痛を伴う治療をすれば、もしかしたら数ヶ月~数年死期が先になるかもしれない。ただし、この治療法はいまだ確立したものではないので全く効かない場合もあるし、健康保険の範囲外なので費用は極めて高くなる。根治につながる方法が発見される可能性は僅少ながら無いわけではない。しかし、あまり期待しないように」

意見A

「わずか数ヶ月死を先送りにするのに、残された全ての時間と金を費やして大きな苦痛まで受けるとは愚かなことだ。どの道一年と少しの命なら、やりたいことを全てやって充実した時間をすごしたい。金も時間も、もっと有意義な使い方がいくらでもあるはずだ。いよいよダメというときになっても、苦しい延命治療は無しにして安らかな最期にしたいものだ」

意見B

「死んでしまったら全て終りではないか。全時間を拘束され莫大な金がかかるとしても、少しでも長く生きられる可能性がある選択肢を選ぶのが当然だろう。苦しいのに耐えてがんばっていれば、もしかしたら根治の方法ができるかもしれない。」

 環境問題、特に地球温暖化にどう対処するかをめぐる対立って、上記のたとえに近いのではないだろうかとふと思いついた。

 保護推進派が苦痛を伴う策ばかりを推しているわけではないが、「将来のために今の便利さを我慢する」というのが基本の主張だろう。また、経済発展を重視する人々が人類の滅亡を肯定してるわけではないにしても、そう遠く外れたたとえにはなっていないはずだ。

 自分はどちらかといえば保護派に近いが、こういうたとえをしてみるとAのほうがまともなような気がしてきた。