2009年5月9日土曜日

昭和13年発行「南知多案内」(14) 愛知商船について

本文の「交通」のとこでたびたび「愛知商船」という会社が登場する。

名古屋から南知多を見物して、そのついでに師崎から船で鳥羽、伊勢神宮まで足を伸ばそうと。


この冊子が発行されたのと同じ年の昭和13年の3月に、愛知商船の「神風丸」の蒲郡~篠島~師崎~二見~鳥羽というルートが就航している。それで大いに宣伝をしているわけだ。

かなり適当な航路の地図。確かに船で周ったほうが速そうだ。

「名古屋から伊勢参宮の最短日帰りコース」


最新鋭の旅客船「神風丸」の写真拡大版

なかなか立派な船であったようだ。しかし、「神風丸」で「武運長久祈願」というのが時代を感じさせる。

神風丸乗車記念のスタンプ

子会社だったかどうかは分からないが、当時からすでに名古屋鉄道とは密接な協力関係にあったようだ。後に名鉄海上観光船となる。

2009年5月6日水曜日

昭和13年発行「南知多案内」(13) 小鈴谷

 南知多小鈴谷(知多濱温泉)は処女的海水浴場として知られ、最近都会人の海水浴場と遊覧地として往来はげしく別荘も相当多くなつた、海は遠浅にして文字通りの白砂青松で知多濱も旅館南景楼の建設で過速度的の発展をなしてきた、小鈴谷に清酒子の日松の醸造元あり有名である

▼省線武豊駅より、名鉄電車知多武豊駅より小鈴谷行バス連絡十分で達せらる

▼知多濱に南景楼あり一泊一円五十銭より三円

小鈴谷音頭

知多の小鈴谷ナ知多の小鈴谷笑顔が招く濱の宿から

    チヨイト湯が招く ハヤツコラサ湯が招く

        サツサヤツコラサト湯が招く

玉の盃ナ玉の盃なさけの君に引いてほしやの

    チヨイト子の日松 ハヤツコラサ子の日松

        サツサヤツコラサト子の日松

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上 南景楼 御座敷より伊勢湾の展望

下 南景楼より伊勢湾の展望

南景楼は情報が少なくて詳細はよく分からないが、今でも営業してるのは確かだ。

 南景楼

お酒は断然ネノヒマツ by 盛田合資会社

盛田はその後も酒・味噌・醤油中心に発展してきた。2001年に香川の醤油メーカーマルキン忠勇を子会社化したのに伴って複雑な会社再編を行っている。現在は複数の醸造メーカーを束ねる管理会社という位置づけになっている

小鈴谷通運社。知多半島にわらわらあった各種運輸会社は、戦時中に整理統合されて名鉄子会社の知多乗合に一本化される。タクシーは名鉄タクシーへ