・重き荷を負うて遠き道を行くが如し
徳川家康では無いが、自転車の前と後ろに大量の郵便物を抱えて坂道を登るのは実に難儀なことだった。重い荷物をたくさんつけていて不安定なので、坂の途中にある家はもちろんのこと、平地に自転車を止めるときでも倒れやしないかといつも心配しながら配達してた。原付ならそのへんの苦労はだいぶなくなっているかもしれないけど
・雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ
雨や雪の日の外務は本当に辛い・・・。郵便物の雨よけカバーと人間用のカッパは支給されるのだが、配達をするのに手を出さないわけにはいかない。ぬれた手が寒風に吹きさらしになって感覚がほとんど消失する中、塗れた(凍った)道路でスリップしないように、郵便物をぬらさないように細心の注意を払いながら業務を遂行しなければならない。幸いにして今まで元日に雨だったことは無いが、もしそんなことになったらもう給料要らないから休ませてくれって言いたくなってしまうかも。それくらい辛い
・猛犬注意
放し飼いの犬が配達員に襲い掛かってくるというのはさすがに無いけれど、吠え掛かってくる犬というのは少なからずいる。玄関付近のでかいドーベルマンやシェパードが、つながれている鎖をぴんと張らせてこちらに向けて盛んに襲い掛かろうとしているのを毎日間近で見ると寿命が縮む気がする。あれは何日やっても慣れることはできんな。もともと犬嫌いだったのが、郵便配達をやってますます強化されてしまった
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