今回は、アルバイトの内容についてというよりは、やっていて気づいたことについて。
内務の仕事をやっていると、手書き、印刷に関わらず機械が読み取れないのが以外と多いことに気づく。数字を入れる赤い四角からずれてると、普通のフォントでも読み取れないことが多いようだ。凝った普通でないフォントの字だと、四角の真ん中でも読み取れないこともある。プリンタで一気に印刷してしまう場合は、数字を一般的なフォントにして、ためし刷りをしてちゃんと位置があっているかを確認してからにしたほうが良いようです。
あとは、番号の間違いがあるとやはり辛い。一番下の数字を何個か間違えるならせいぜい隣の町に行くくらいでそれほど問題は無いのだが、例えば愛知県半田市の475-****を入力しようと思って575-****と打つと大阪府四条畷市に行ってしまう。差出人の近くの局で区分されていったん半田市へ行き、そこの区分の最終段階で人が住所を見て郵便番号の間違いに気づき、修正をして改めて四条畷へ、そこでまた区分をして再び愛知へ・・・なんてことをやってると、早めに出したつもりが元日に届かないなんてこともありうる。差し出す前に郵便番号と住所は差し出す前にもう一度確認を。パソコンの賀状作成ソフトだと、郵便番号を入力すると住所が打ち出される形なので、この種の間違いはあまり起こらないかもしれない。手書きは要注意。
郵便番号を記入すれば県名、市町村名くらいは省略しても分かるはずなのだが、省略をするのは少なからぬリスクがある。同じ町内だし大丈夫だろうと思って番地のみを書いて出して、実は郵便番号を間違えていたらもうお手上げだ。上の例での如く475-****を575-****と間違えたとすると、さすがに大阪の郵便局で愛知県の詳しい住所までは把握しきれない。多分1月の4日あたりに「あて先不明で配達できませんでした」と赤いはんこが押されて戻って来るのでは無いだろうか。外務の配達をやってると、その種の赤いスタンプを押された年賀状が実はけっこう多い。
「あて先不明ではいたつできまでんでした」
なんていうスタンプがちゃんと用意してあるんだから、そういうミスは相当多いのだろう。それでも差出人の住所が書いてあればまだ返送できるので良いが、名前しか書かれていなかったらもうどうしようもない。そういうのもまあまああったが、一体どういう運命をたどるのだろうか。
住所の上のほうを省略するのに加えて、住所の下のほうを省略してあるのも多い。これも同じ町内だから丁目や番地を書かないのだろうが、郵便局員全員がその市の地名全てを熟知しているわけではない。臨時雇いのゆうメイトならなおさらだ。多分その区域の配達を長年やっている熟練の局員に問い合わせて住所を特定するんだろうが、その分他の賀状の作業が遅れることとなる。その周辺の番地に住んでる人がみんな同じ苗字という場合だと、いかに熟練といえど特定できないかもしれない。あとは、アパートやマンションの名前を省略して、○丁目*番地の444号室 ×× ○○様という風に書いてあるのもけっこう困ることが多い。自分が実際やってたとき、全部で30棟ある公営住宅あてでこれをやってるのが少なからずあった。30人の住所といちいち照らし合わせろと・・・
今までは住所、あて先の不備や誤記の話だったが、裏面だけ印刷されていて表面は真っ白というのもけっこうある。これも裏面に住所が書いてあれば差出人に戻すのだが、表面に差出人を書くスタイルだと処置のしようが無い。
最後に裏面に関して。多くは無いが、かなり凝った手作りの賀状で裏面が立体的になっているものがある。機械はそのへんの力加減を知らんので、ビニール袋などに入れて出すか、窓口に持っていって丁重に扱って欲しいことを申し出るほうが無難。
・郵便番号と住所のフォントを標準的なものに設定し、ためし刷りで位置を確認
・住所は念のために県名から一番下のアパート名まで書く。
これだけのことをやれば、誤配・遅配・返送のリスクはかなり減るのでは。
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