2008年10月7日火曜日

アゲハチョウの飼育記録 2008年(12) 羽化その2

出てきたばかりのナミアゲハの成虫。羽がくしゃくしゃだが・・・

 こちらは、羽化してしばらく経ち羽が大体伸びたキアゲハの成虫。胴体にためてある水を使ってすぐに羽を広げる。そのときに余った水を出すので、室内で飼っていて羽化の瞬間を見ようという場合は、家具や服が汚れないよう注意。

 羽が完全に広がってもすぐ飛んでいくわけではなく、けっこう長いこと木にとまって羽をゆっくりと羽ばたかせている。そっとしておけば半日くらいいるが、つついたりすると早く飛んでいってしまう。

飛ぶにも若干の練習が必要だ。高速で羽ばたけるまでになったが、何が足りないのかうまく飛ぶことができない。外に旅立っていく直前の光景。

去年の秋に羽化したものだが、これが今までの中で一番良く撮れている写真だと思う。ピントがほぼ完全に合っているし、とまっているところの花の色も美しい。


外に出てしまったらもう手の出しようが無いし、出すべきでもないだろう。数日前に飛び立ったものと思われるナミアゲハがカマキリの餌食になって、片方の羽だけになっていたのを見たときは若干沈痛な気分になったが、それも仕方の無いことだ。

2008年10月6日月曜日

アゲハチョウの飼育記録 2008年(12) 羽化の兆候

 幼虫の時はエサの補給にケージの掃除にいろいろ世話が大変だが、サナギになってしまえば基本的にはそっとしておけばいい。ただし、なった日を記録しておいて羽化予定日前後になったらまめに様子を見るようにするといい。サナギから羽化するまでは時期によって差があるが、概ね2週間くらいか。暑いほど短くなり、晩秋のは越冬して春に羽化する。

羽化直前のサナギ。茶色や緑色で不透明だったのが、透けてきて中の羽の色や目の形が見えるようになってくる。

羽化はだいたい朝早くから午前中。さなぎの一番上が割れて、しわくちゃの羽のアゲハチョウが出てくる。

段ボールにサナギになったのの羽化。段ボールはちょっとつかみにくそうだ。

同じくナミアゲハの羽化。木にサナギになったのが落ちてしまったので、厚紙で筒を作ってその中に入れてある。

サナギになろうとしているときやサナギになった後で落ちてしまっても、すぐに何かしら筒を作って頭を上にして入れておけばたいていは無事アゲハになれるようだ。ただ、あまり気づくのが遅いとちゃんとした蝶になれないことがあるので、サナギは一日に一回はちぇっくしたほうがいい。

落ちたのに気づくのが遅れたアゲハ。事故の時に水分が抜けてしまったのか、結局羽を広げることができなかった。蜂蜜を水で溶いたものを与えてもなかなかうまく吸えず、数日で息を引き取った。かわいそうなことをした。