2008年10月16日木曜日

いつの間にか 一橋大学の寮での飲酒死亡事件の処分

 ちょうど半年経ってやっと処分を発表。通ってるのに全然知らなかった。酒を無理やり飲ませた2年生は1人が退学、4人が無期停学(実質退学)になり、寮の「自治組織」は廃止に。学長は給与の一部を自主返納し、副学長は引責辞任となった。通ってるくせに全然知らなかった。

一橋大学のニュースリリースより

一橋寮における学生の死亡事故について

 自治とか言いながら、困窮して寮に入ったはずの学生達から高額な金を半ば強制的に徴収し、空虚な騒ぎと連日の徹夜での暴飲をするだけだった「学生自治組織」。とうとう終止符が打たれることとなった。発足当初は高い志を持って寮の生活にそれなりに重要な役目を果たしてきたのだろうが、時代と共に劣化していくというのは古今東西共通する現象のようだ。「伝統を守る」と言うのは実は「陋習にしがみつく」となってしまっていた。

 今回重い処分を受けた5人も、多分入学する前からこういうことをしようと思っていたわけではないだろう。右も左も分からない1年生の4月に悪しき風習に染められてしまったと考えれば、5人もまた被害者なのかもしれない