2009年7月9日木曜日

方言

 あるとき会話で何気なく「・・・・は知らんだった」という言葉を使ったら、相手が奇妙な顔をした。

 ネットで調べてみると、どうやらそういう言い方は一般的でないみたいだ。変換すると「し欄だった」とかになるし。実家では「やらんだった」(標準語にすると「しなかった」か)とか「・・・だった」という言葉を日常的に使ってきて何の疑問も感じなかったが、どうやら方言だったらしい。また一つ賢くなった。

 さて、筆者の出身地は愛知県尾張地方の某所。思いっきり名古屋の勢力圏ということになる。

名古屋弁について詳しく考察しているこちらのサイトと照らし合わせてみると、使ってた・聞いてた覚えがあるのは

「放課」、「けった」、「だだくさ」、「鍵をかう」、「覚わる」、「ちゃっと」、「車校」、「お金をこわす」、「鍵をかう」といったところ。

重なる部分がかなり多い。やはり名古屋の影響力は絶大だ。

そのほかで言うと、接続詞とか語尾にも方言が多い気がする。

「だで」

「だに」

「だらぁ」

「だが」

とか、中学生でも普通に使ってる。

「動詞連用形+やあ」

「動詞連用形+りん」

はどっちも命令の意味だが、「やあ」のほうがやや上からの命令的な感じがする。

はよしやあ=早くしろ

はよしりん=早くしてよ

のような感じか?「りん」は「書きん」、「行きん」のように「る」で終わるのじゃなくても使える。

上に挙げた中には他地方の方言として紹介されてるのもあるが、そう画一的な区分はできんということでしょう。名古屋市内とですら違う部分も少なくないのだ。

「名古屋弁はむつかしいでようしゃべらんわ」 by 某親戚