11月の末になって、6年生はそろそろ追い込みの時期に入っているようだ。塾も定期テスト的なものから合格判定模試や志望校別模試といったものがそろそろ出てきた。今日は「面接模試」なるものもやっていた。「なぜ本校を志望したのですか」というのは定番の質問だが、自分の意思でこの私立中学校に行きたいと決めた小学6年生はどれくらいいるんですかね。もちろん親が決めてやったほうが好ましい結果になるということも幼いうちは多々あるだろうけど。
ちょっと調べてみると、私立の中学校は大体2月はじめが多いみたいだ。関西には年内に行うなんてところもあるが、それは例外的なもの。愛知県の公立高校の入試は2月半ばだったから、ちょっと早いくらい。このまま少子化が進むと、そのうち私立中学の入試も「就活」みたいになっていくのだろうか。
それにしても、通える範囲に選べるほどたくさんの私立中学校があるというのはなんともうらやましい話だ。実際に通うかどうかは別として、何かをするときに選択肢が多いというのは恵まれている。自分の地元なんか、私立は高校でさえレベルにあったところに行くのに名鉄に1080円払って一時間かけないと無かった。一応その高校は受験だけして合格しちゃったんだけど、3年間片道2時間かけて通う自身が無かったのであえなく断念。何とか通える範囲では一番良い地元の公立高校に合格できたから良かったが、それがもしダメだったら偏差値40台の近い私立に行かなければならんところだった。地方だと高校進学一つとっても綱渡りなわけで。それに、もう少し南に行くと地元の公立中学校ですらスクールバスに揺られて通うことになろうかという状況・・・。「格差社会」というやつだろうか。
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