2008年11月15日土曜日

郵便局年末年始アルバイト(ゆうメイト) 深夜の内務3 手区分作業

 年賀状・一般郵便物の手区分

・年賀状

 郵便の内務はかなりの部分機械化されているが、完全自動化というわけではなく一部に手作業も残っている。どういう年賀状を手区分するかについて詳しくは忘れたが、郵便番号に書き間違えがあったり、立体的なつくりになっていたりして、機械では区分できない何らかの理由があるものをやったと思う。

 作業三方向を年賀状を入れる棚に囲まれて、郵便番号と住所を見ながらひたすら区分けをしていく。棚は機械の区分と同じように、近隣の住所は郵便番号の7桁目まで分かれているが、遠方になると一番上の一桁か二桁だけで区分するようになっている。最初はまごつくが、だんだん脳を経由せず脊髄を駆使して行う作業になっていくのはVCSと共通している。一箇所に立ったままでやる作業というのは、走り回ってやる作業よりも実は疲れが残りやすい。血行とかの問題なのだろうか

一般郵便物

 こちらは機械で区分できなかったから手でと言うわけではなく、機械が郵便番号の7桁目まで読み取って市町の字・大字まで区分したのを、人でさらに細かい番地ごとに区分していくというものだった。作業の内容は年賀状の区分と大差なく、やはり三方向を棚に囲まれてひたすら区分していく形になる。ただ、郵便番号で区分するのに比べて住所を読んで棚に入れていくのは、慣れるのに時間がかかるし慣れてからの速度も低めになる。住所の名前には規則性なんて全然ないし、人が少ないところに限ってやけに細かく分かれていたりするから厄介だ。

 機械区分の世話は機械のペースに合わせてやるので作業能率の向上は機械の速さまでだが、手区分の能率は完全に自分の能力に依存することになる。局員の人は優しい人ばかりだったので遅いとか能率悪いとか言われたことは一度も無かったが、頻繁にある住所の棚の場所をいつまでたっても覚えられないと自分で自分が嫌になってくる。こういうのは”自分との戦い”とでも言うんだろうか