2009年1月31日土曜日

ビックカメラ会長に1億2000万円の課徴金 粉飾決算で

 粉飾決算を利用した保有株の売却で60億も利益を挙げたのに課徴金はたったの1億2000万なんて、丸儲けではないですか。どこら辺が「異例の高額」?どっかの社長みたいに逮捕されるわけでもないし、利益の2%ばかし没収されたって痛くも痒くもないだろう。

 独占禁止法のカルテルに対する課徴金では、違法な取引で得た利得を上回る水準になるように制度を改正したって言うのに、それに比べるとずいぶん甘い制度だ。利益額×110%くらいにしないと罰則を設ける意味が無い。まあ今回は創業者が保有している株だから利益額を正確に算出するのは難しいかもしれないが、そういう時でもみなし取得費を使って算出するとかやりようはいくらでもあるだろう。