最大の懸案だったリスニング試験も、ごく一部で微小なトラブルがあっただけで、大過なく一日目が終わったようだ。自分がやったのはリスニングが初めて導入された年だった。超簡単なリスニングの演習をやたらにやらされてうんざりした覚えがある。
英語はほぼ全員が受けるので皆日が暮れるまで試験場にいただろうが、明日は文系は3時前には帰れそうですな。自分は文系だったので、二日目が終わると疾走して家に帰り、速攻でマーク式の問題集を全部縛って古紙置き場に移したことを覚えている。あと、その日たまたまあったチョコパイを2個も食ったこともけっこう鮮明に覚えている。その後は自転車でどこかに遊びに行ったようだ。
3年前の2006年に受けたセンター試験の記憶は詳細は怪しくなっているが、45分と異様に長い間の休憩時間に辟易したのは覚えている。あと、科目選択のややこしさにもけっこう苛立った。国語は「国語Ⅰ」と「国語Ⅱ」を間違えないよう注意しろと散々言われたものだったが、今はその区別はなくなったみたいだ。日本史・世界史・地理には今でも「A」と「B」が、数学にも「Ⅰ」と「ⅠA」、「Ⅱ」と「ⅡB」があるようだが、あの分かりにくさは受験生がミスるのを狙ってるとしか思えん。何で別冊にするくらいの手間を惜しむのか。せめて受ける人が多いほうを先のページにすれば良いのに・・・。試験時間や不正防止には過剰にこだわるくせにそういうところに無頓着なのは、まさに官僚的な運営の典型。分割民営化して競わせたらいかが?
2006年のセンターは新指導要領の初年度で、問題のレベルの下降具合が受験生のレベルの下降具合より著しく大きくなるという事態が発生した。詳しくは忘れたが、あの年は確か東大とかだと満点とってもB判定しか行かなかったと思う。その異常な年に、回によって大きなばらつきのある数ⅡBで成功を収められたのは実に運が良かった。自意識過剰の女子高生が語り合う意味不明な小説が出題された国語でもことごとく正解できたし・・・。周囲が高得点続出の中で一人だけこけたらかなり落ち込んだだろうし、実際かなり厳しいことになっていた。いやはや、本当に幸運だった。
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