2009年1月12日月曜日

低コストな広島旅行記3日目 家への苦難の道のり

 ネットカフェは9時間パックで6時まで居られるのだが、ぐずぐずして延長料金を取られたり、慌てふためいて身支度をして忘れ物をしたりしてはつまらんので、5時少し前くらいに起きて0545には出た。

 あとは行きと逆のルートをたどって家へと帰るだけだ。山陽本線~東海道本線というメジャーなルートだし、僻地の駅に取り残されたりしないよう時刻表を見て考えていたのだが・・・

 最初の異変は上郡駅で起こった。車掌のアナウンスによると、この電車に接続することになっている智頭急行の電車が遅れているため、それが到着するまで駅で待つという。この辺は列車が少ないし、まあ向こうの電車に乗ってる人のことも考えればしゃあないか。しかし、その電車が遅ればせながら到着すると、乗り継ぎで来たのは何と老夫婦のみ。こっちの電車には少なくとも50人は乗ってるというのに、2人のために数十分待たされるとは・・・。何も悪いことはしておらずむしろ被害者なのに、視線を集中されて縮こまっていたお二人が若干気の毒だった。

 そしてその遅れから全てが狂い始めた。智頭急行の遅れは待つくせに、同じJR西の電車の遅れは待ってくれないらしい。乗り継ぐはずだった電車は定刻どおり行ってしまったので、相生駅でまたしても十数分寒風に吹かれる羽目に。ようやく来た電車に乗って姫路に着くと、今度は「地震」で電車に遅れが出ているとか言いやがる。またもや寒風の吹く中を十数分待ち続けなければならなかった。

 遅れて姫路駅にやってきた新快速に乗って以降は、地震も接続する三セクの遅れも無く、極めて快調で、ほとんどの駅の周辺に平和堂がある滋賀を通り抜けて、無事愛知へと到達。ただ、兵庫でもたついた分の遅れはいかんともしがたく、列車一本の差で家からの迎えが間に合わず、またまた寒風に吹かれながら家まで歩かなければならなかった。

 最後に不可抗力による障害が頻発して北風と仲良しになってしまったが、2泊3日広島の旅(ネットカフェで一夜を明かすのは「泊」と呼んでいいんだろうか?)は満足のいくものだった。これが新幹線&シティホテルなんてのだと忘却のかなたに消えていくのも早いかもしれないが、18きっぷで切り詰めた旅をすると、良くも悪くも全てが記憶に残りやすいものだ。

土産で買った「あなご飯のもと」を含む夕食。具の量がイメージ写真とかけ離れていたようにも思えるが、味は良かったし家族にもなかなか好評だった。