2009年5月31日日曜日

アゲハチョウの一生~幼虫から羽化まで 動画編

 昨日の写真編に続いて、動画でたどるアゲハチョウの成長

白黒時代(二齢~四齢)のナミアゲハの幼虫をつついて遊ぶ。幼虫は攻撃されると角と臭いを出して反撃する。臭いは耐え切れないというほどではないがけっこうくさい。

終齢幼虫も同じく突くと反撃してくる。終齢はそれまでと角の色が違うが、臭いの成分も違うのだそうだ

終齢の食事風景。みかんの葉をわしわしと食べて、あっという間に葉脈だけにしてしまう。若葉なら丸ごとなくなる。これじゃミカン農家から害虫扱いされるのも無理ないわ

こちらは少し珍しい食事。脱皮した幼虫はまず脱いだ皮を食べてから葉っぱを食べ始める。

そして、蛹化直前に良い場所を求めて高速移動中の幼虫。いったんサナギになってしまったら数週間(冬越しの場合は数ヶ月)全く動けなくなるので、場所選びは大事。室内だからどこでサナギになっても安全なんだけど、幼虫は当然そんなことは分からないわけで

そしていよいよ羽化。羽化する前に蛹が透き通ってきたり真っ黒になったりと前兆はあるが、早朝に素早く済ませてしまうので見逃すことも多い

羽化をもう一枚。段ボールについたので、足がうまくつかめない。アゲハチョウは蛹から完全に出たあと体内から水を出す。室内で羽化させる場合は、下に何か敷いておくといいかも

羽を伸ばして、湿っていた翅を乾かした後。必死に羽ばたいているが、まだうまく飛べない

すぐに飛べるようになるので、そうなればお別れだ。見送った数時間後にカマキリの餌食になっているのを見たときはさすがにちょっと泣けたが、もう手を離れたものなので仕方ない。それも運命だろう。

2009年5月30日土曜日

アゲハチョウの一生~卵から羽化まで 写真編

3年にわたるアゲハチョウ(ナミアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ)の飼育の中で撮りまくってきた多数の写真の中から精選(?)して、チョウの一生を解説

庭の木に産み付けられていた卵。非常に小さいので、よく注意しないと見つけられない。山奥の自然豊かなところじゃなくても、ミカンの木があればどこからかナミアゲハがやってきて卵を産んでいく。


孵化して間もない幼虫。葉っぱの付け根の付近に黒っぽいのが分かるでしょうか?卵の殻を食べてから動き出す

ちょっと大きくなった。

脱皮してさらに大きくなった。最初は真っ黒だったのが、黒・白・黒の模様になる。これは、鳥の糞に擬態しているらしい。まあ、そう見えなくもないかな・・・

どんどん食べて、どんどん大きくなる。葉っぱと同じくらいの大きさになってしまった。

 そして、いよいよ終齢になる。糞に見せかけるにはでかくなりすぎると、緑色になって葉っぱにまぎれようとする。そして、胸の辺りに眼のような模様をつけて鳥などを威嚇する。

 左が、脱皮して右になる。

大成長。数日でここまで大きくなる

葉っぱを食べまくって、サナギへ。一日程度絶食してからなるので、相当縮む。

最後の脱皮・蛹化が無事に完了。サナギの色は、周りの色によって緑か茶になる。

羽化直前のサナギ。しばらく前から、サナギが透き通って中身が見えるようになる。ナミアゲハの黄色い翅が折りたたまれて入っているのが分かる

出てきた直後。まだ羽がしわしわで湿っている。これを伸ばして乾かしてからでないと飛べない。外だとここが一番命を落とす危険性が高いかもしれない。

羽の乾燥中。ここでちょっかいを出すと翅が変な風になって、飛べなくなってしまうので注意。そっと見守ってやりましょう

手乗りアゲハ。卵から大事に育ててきたが、まもなくお別れだ。また来期に子供と会えることを願って・・・

北海道のスガイ・エンタテイメントが「ゲオ・ディノス」に社名変更

 業績が低迷する中で、親会社ゲオとの関係を全面に打ち出すことでてこ入れを図るそうだ。会社ホームページのニュースリリースにはまだ発表されていないが、地元北海道新聞の発表より。

愛知県というと製造業では一流企業が多数あるが、小売だとゲオとスギ薬局あたりが元気なようだ。

二社とも同業他社のM&Aに積極的で東海地方以外にも積極的に進出しているというのが共通点か。

ゲオはビデオテープからDVDへの転換の時期に、資金面で対応できなかった全国の中小レンタル屋・経営不振に陥った下位の家電量販店などを続々と買収して全国の店舗網を完成させた。

スギ薬局はイオンとの業務・資本提携を解消後に関西・関東のドラッグストアを買収して東海地方以外の店舗を増やしている

ただ単に買収して規模を拡大すればいいというわけではもちろん無いが、もともと小さい市場からスタートするのだから、ある程度はやらないと生き残っていけないだろう。

両社ともマツモトキヨシ・ツタヤという一位企業を追う形だが、地元企業としてがんばって欲しいもんだ。株は買わないけど・・・

 

 

終齢の初日と四日目

アゲハチョウの終齢幼虫の初日と四日目


下の初日のやつは小さいし全体的にほっそりしてるが、上の四日目は約2倍くらいになったうえに体格も色もよくなっている。もっと暖かくなってくると、さらに大きくなって肥満の度も増していく

2009年5月29日金曜日

脱皮直後

二齢→三齢か三齢→四齢かは分からんが、茶色から茶色に脱皮した直後の二匹。少し分かりにくいが、頭がかすかに緑っぽい


一齢→二齢→三齢→四齢→終齢(五齢)と四回脱皮した後にサナギになるわけだが、どの脱皮の時も前後には動きが完全に止まってエサも食べなくなる。

くたっとして動かなくなると死んだと勘違いしてしまいそうだが、早まって捨てないようにそっとしときましょう。

他の食欲旺盛な奴らに乗ってる葉っぱを食べられる可能性があるので、脱皮の兆候があったら少し離れた場所に置いといたほうがいいかも

これは去年の映像。四齢のほうがでかい・・・

2009年5月28日木曜日

か弱い幼虫達  アゲハチョウ(ナミアゲハ・クロアゲハ・キアゲハ)エサの注意点

Before


After

 終齢の幼虫が数匹いれば、小さい木などすぐに丸裸になってしまう。飼おうというならそれなりの大きさのミカンの木を準備してからのほうが良いです。

 のそのそと這い回って一心不乱に葉っぱを食べ続けるアゲハチョウの幼虫だが、実は意外にか弱かったりする。

 何の前兆もなく死んでしまうことは特に小さいときは珍しいことですらないし、葉っぱの種類を変えたときにいっぺんに8匹も死んでしまったこともあった。

 また、同じ種類の木の葉っぱでも、ホームセンターなどで買った直後のものは要注意。葉っぱに農薬などが残っていると、やはり大量死が起こることもある。ミカン園などから葉っぱをもらってくる場合も、同じく農薬の危険性が高い。まあ、あれだけ葉っぱを食べるんだから農家から害虫と見なされて駆除されるのもやむを得まい

 一番安全なのは、卵の産んであった木からの葉っぱのみで育てること。木のキャパシティの問題でそれが難しい場合は、同じ種類の木の葉っぱを。ホームセンターなどのものは水で何回か葉っぱを流してしばらく置いとけばリスクが低下すると

早くも13匹目 終齢の個体差

 アゲハチョウの幼虫達は順調に成長を続けているようだ。昨日羽化した「スミレ」の写真。頭文字が五十音順だから、もう13匹目ということになる。

 8月一杯くらいまでは幼虫が次々に出現するから、このペースで行くと五十音が三巡りくらいしそうだな


 「スミレ」は背中に黒い点々があるなど、全体的に黒の色素が多目。アゲハチョウの幼虫達はみんな同じに見えるが、よく観察すると模様や太り具合などに微妙な個体差がある。

 3匹以上終齢がいても、そうした差異をもとに個体を判別できるようになったら、もうアゲハチョウの専門家といっても差し支えないでしょうw

 

2009年5月26日火曜日

柿がたわわに

庭の柿の木には今年も大量の実がついているようだ。ほんの小さい苗だったのが、よくぞここまで大きく成長したものだ


しかし、秋に無事に柿の実を手に入れるには困難な敵・イラガを退治しなければならない。

葉っぱに大量に付いたイラガの幼虫。葉を食い荒らすし、実をぼたぼた落とすし、触ると激痛とともに大きく腫れるし、とにかく百害あって一利なしの害虫だ。

蚊取り線香の火を押し付けて全滅させた。

 ここまで大きくなってしまうとかなりしぶといし、すでに柿の木にダメージを与えているので、早めに退治することが重要だ。スミチオンを散布した年は3桁取れたのが、特に処置しなかった年はわずか5、6個になってしまったから・・

 今年はゴールデンウィークにそれ用の殺虫剤スミチオンを木全体にしっかり霧吹きでスプレーしておいた。その後かなりの幼虫が葉の上で死亡していたそうだが、しぶとい奴らだからまだ安心はできない。キンチョール等のピレスロイド系殺虫剤も有効らしいから、それも組み合わせて全滅させる日まで駆除の努力を重ねていかなければ

「完全無農薬の自然な栽培法」とか言うのが最近の流行だが、そんなこと全ての畑でやってたら餓死者が続出してえらいことになるぞ。第一、特定の種類の植物のみが大繁栄して大量の実を付けてるって言うのがすでに「自然」とはかけ離れた状態だろう

アゲハチョウの幼虫 第二集団の終齢一匹め

脱皮した後の休憩も終わり、脱いだ皮を食べ始めた。今年のアゲハチョウの幼虫第一集団は全て羽化し、これが第二集団で終齢まで行った最初の一匹。

今年は大脱走も大量死も無く、今のところ順調にいっている。

2009年5月22日金曜日

サナギ一号

今年の第一号は、段ボールに止まってサナギになった。「アカ」というのはこのアゲハチョウの名前。頭文字が五十音順になるように適当に付けている

 緑か茶色かというと茶色にかなり近い色かと思うが、緑色のサナギになった。自然界には存在しない色なのでかなり迷ったかと思うが。

 夏休みになってもまだ幼虫がいたら、一面青色や赤色の箱に入れてどうなるか実験してみようと思う。

2009年5月21日木曜日

信長公記を読む

歴史群像の読者プレゼントで頂いた。2940円の本なんて、こういう機会でもなければそうそう読めはしないだろう。図書館にもなかなか入らないような部類のものだし


 桶狭間、長篠、安土城、信長と天皇や将軍との関係、茶の湯などのテーマごとに信長公記の原典を読む。軍記物や長篠合戦図屏風についての考察など、信長公記以外の事柄についても。

 各テーマで示された視点は、どれもおおよそ知っていたものだった。それでも、「信長公記」の記述を引用しながら解説されると、理解度・納得度ともに深めることが出来る。

 それほど知識が無くても説明が丁寧なので面白いと思うし、ある程度知っていればより楽しめると思う

 桶狭間などの説が分かれる事柄に関しても、自説を押し売りするのではなく、主要な説を挙げた上で一つ一つ検証しているのが好印象。

アゲハチョウの幼虫たち 続々と蛹へ

今年春発生のアゲハチョウの幼虫達の中で、最初のサナギになるべく準備中。終齢のときに葉っぱを食べまくってぶぷくぷくになったのが、このときにぐっと小さくなる。


次の日には新たに2匹がサナギに。2日くらいでサナギに変身する。緑色になるか茶色になるかは周りの色による。

さなぎになる前の幼虫は、安全な場所を求めて猛烈な速さで動き回る。

参考映像(去年夏のもの) それまでののそのそした動きがウソのようだ。

 

室内で飼ってると虫かごから大脱走してとんでもないところでサナギになったりする。

それでもどこで蛹になったか分かればまだ良いのだが、行方不明になって遺体で見つかる、なんてことになるとなかなか悲しい。去年はそういうのが一匹いた。五齢になってある程度日にちが立ったら、必ずフタを完全にしておきましょう。

2009年5月20日水曜日

直立不動


 うちでアゲハチョウを飼育する時は、二齢だか三齢だかになって以降は屋内の虫かごに入れるようにしている。

 中に入れても当然葉っぱは大量に必要になるわけだが、ミカンの枝を折って持って行くとすぐに枯れてしまうので、葉っぱだけを取ってスポンジに指している。葉っぱをとられるだけなら木のダメージもそれほどじゃないし。

 数多い幼虫の中にはいろんな性格(?)のがいて、ツマヨウジに登るのが好きなやつらもいる。そやつらがお気に入りのスペースで休息しているのを捕らえたのがこの1枚。なかなか可愛い

これは去年の秋に撮ったもの。自分から登ったのではなくて、写真のために登らせたそうだ

 一番右のが登ってるのはツマヨウジアじゃなくて、食べつくされて真ん中の葉脈だけになった葉っぱ。小さいころはほんの少しだけ食べてすぐ他の葉っぱに行ってしまうが、終齢になるとこのようにきれいに食べてしまう。

Google Analytics in Opera(終)

 トラフィックを見ようとするとエラーが発生して終了してしまう症状は、改善するどころかむしろ頻度が増してきたように思える。

 Opera公式フォーラムにした質問にも、いまだに回答が一つもない。コミュニティの参加者が少なくて回答できる人がいないのか、何らかの理由で質問が黙殺されているのかは分からんが、問題が解決していないのは確かだ。

 こうなっては致し方ない。Analytics,AdsenseはFirefoxで見ることとしよう。これでもう、Analyticsのレポートを表示するときにビクビクする必要も無くなる。

 BloggerとかAdsenseとかYahoo!地図とか、Operaで閲覧すると致命的ではないが細かい厄介な障害が発生するページがけっこう多い。そして、公式ページを見てもフォーラムを見ても、どうすればそれが解決できるのかよく分からない。これで広く普及させようというのは・・・。俺はいくら不便があっても意地でも使い続けようと思うが、普通はこんだけ障害が起こったらFirefoxかChromeに行っちゃうぞ

2009年5月18日月曜日

あっという間の大成長


 40㎜になったそうだ。12日には20ミリだったから、1週間も経たないうちに2倍になったことになる。

これからもますます多くの葉を食べてさらに大きくなるだろう。

今のところはまだスマートだが、今後どんどん葉っぱを食べて、ぷくぷくに太ったところでサナギになる。

いったんサナギになったら、何も食べずに幼虫から蝶に大変身するわけだから、食べて食べて食べまくって、はちきれそうになるくらい太ったくらいでちょうどいいんだろうな。 

去年・おととしのデータを分析した結果によれば、こやつらがサナギになるのは21日だとのこと。蝶のまた写真が送られてくるのが楽しみだ

Operaのコミュニティ

 OperaでGoogle Analyticsを見ていると、突然「問題が発生」して終了してしまうことがたびたびある。最初に経験したときは偶然かと思ったが、あまりにも頻繁に起こるので

Opera公式日本語フォーラム» Web 全般 » Web ページの閲覧に関する問題解決

で質問してみた。他のページの閲覧障害に関する質問もいろいろとあって、回答もそれなりに付いていたので、これについても何らかの解決策が得られるだろうと。

 で、3月27日に質問してからもうすぐ2ヶ月になろうっていうのに回答は0っていうのは・・・・?

 Analyticsってかなりメジャーなアクセス解析サービスだと思うが、フォーラムの参加者で使ってる人はいないのか。それとも、こちらの質問の仕方に何か手落ちがあって、知ってるけど黙殺されているのか。

 どっちにしても、全くの初心者も含め多くの人に使って欲しいと考えているブラウザにしてはかなり痛いな。

短期アルバイト2009.5.17 東京都美術館のアルバイト

 もろもろ多忙で2ヶ月程度ろくにアルバイトが出来なかったが、それらの用事が一段落したので再び金稼ぎを再開。まず手始めに東京都美術館でのバイトを。

 今日は絵の審査の手伝いであった。0900集合で開始したのが1000過ぎ、昼に一時間休憩が入る。そして、1700終了予定だったが1530ごろには作業が終了し、まもなく給料を受け取って解散。

 毎回こんなだったらよいのですが。

 美術館のアルバイトの詳しい内容を知りたい方はこちらの記事をご覧下さい

>>>短期アルバイト *** 東京の美術館でのアルバイトまとめ

2009年5月16日土曜日

緑が5匹♪


 最初の一匹に続いて、昨日4匹同時に脱皮完了して終齢になったそうだ。にぎやかになりますな

 いっせいになったのでも、それぞれ微妙に大きさが違う。母は、緑が5、6匹いても大きさや模様の微妙な違いでおおよそ見分けがつくようだ。

2009年5月14日木曜日

アゲハチョウ幼虫 脱皮前

4齢の幼虫が、5齢への脱皮に向けて静止中

脱皮前の数日は全くエサを食べず、動きすらしない。二日目も同じ場所のまま。前日のよりも少し緑っぽい

そして無事脱皮完了。脱いだ皮を食べると再び元気に動き出す。終齢になると食べる葉っぱの量が半端じゃ無くなる。大量の葉っぱをひたすら食べて、蝶に大変身するエネルギーを蓄えるわけだ

2009年5月13日水曜日

EUキティ

図書館の「カレル・チャペック-その生涯と時代」展で配っていたのでもらってきた。キティちゃんて本当に何とでも結合しますな

一橋大学は「EUIJ(EU Institute in Japan)」なるものが開設されていて、「EU入門」なる授業も行われていたりする。もっとも、それらの授業は「単位取得楽勝科目」としか認識されていないのだが・・・

 

2009年5月12日火曜日

アゲハチョウの幼虫 順調に成長中

一回目の脱皮を終えて、順調に成長しつつある二齢幼虫。1齢から2齢では外見は変わらないが、確実に大きくなっている。

 脱皮の前後は、それまで元気だったのが微動だにしなくなって死んだかと思ってしまうほどだが、脱皮した殻を食べ終わるとまた元気に動き出す。

 脱皮中はカエルやらハチやらに狙われやすいので室内に入れておいたが、無事に終了したので再び外へ。

 これが緑色の終齢幼虫になるのはさらに先のこと2~3週間はかかるかな。また夏休みに帰ってきたときに、きれいな成虫の蝶の姿を見せて欲しい

アゲハチョウ5匹孵化

 実家を去った翌日に卵から一気に5匹孵化したようだ。1年目は同じく実家を去ってから数日後に最初の一匹が羽化したし、なんという良いタイミング・・・

 非常にピンボケだが、生まれたてで微小な幼虫をケータイカメラで捉えようとするとどうしてもこうなってしまう。

2009年5月10日日曜日

昭和13年発行「南知多案内」(17) 内海その4 みやげ物・商店などの広告

(4)は、みやげ物や地元の各種会社の広告

亀甲大醤油合資会社&濱の志ら浪 知多もづく(こっちは豊浜)

「南知多代表名物」とは大きく出ましたな。現在は二社とも恐らく・・・

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大日本ビール特約店

 大日本ビールというのは、戦時統制によって国内各社が合併して誕生した会社。戦後にアサヒとサッポロに分割される。

 ちなみに、知多半島には半田に丸三麦酒という会社があって、カブトビールというブランドで全国展開していたが、この大日本麦酒に併合されている。ここももともとはカブトビールの特約店だったかも

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醸造系二社。シキシマ・ヒマタby日々又佐エ門&不老味噌

不老味噌のほうは今でも営業を続けているみたいだ。シキシマ&ヒマタのほうはよく分からない

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内海名物 つぶて餅・つぶておこし つぶて餅茶房

今の内海名物といったらやっぱり波まくらでしょうな。波まくらの櫻米軒は創業120年だそうだから、もしかしてこれの後身なのか

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銘酒 トミヨシ 内田酒造所

google大明神もご存知ないということなので、ここも恐らくは・・・。

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株式会社知多銀行  橋本七度煎

知多銀行は野間に本社を置き知多半島を営業エリアにしていた銀行。1939年に東海銀行の前身である伊藤銀行に吸収される。

橋本七度煎は現在も営業中

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内海お土産 海老珍味「海老の素」 内海特産「太もづく」 トキワ味噌本家 マルロク

南知多名物 生せんべい 秋月軒

「海老の素」って? 干ししいたけみたいに湯で戻す? 海老の風味が出る粉?

マルロクは現在も営業しているようだが、これは扱っているのだろうか。

生せんべいは今は半田の名物ではないかと。昔は知多半島各地にあったのか

昭和13年発行「南知多案内」(16) 内海その3 旅館の広告

(3)は内海の旅館の広告

南知多内海温泉 内海館 なんとストレートなネーミング

「史と詩夢の楽園」というのはこれに限らず各所に出てくるので、どうやら当時売り出そうとしていた時のキャッチフレーズであったらしい。

その「内海館」の「濱座敷」。多分海を見ながら料理を食べられるようなところだったのだろうと

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さらに旅館の広告をたくさん

眺望絶佳 天下無比 清遊館      御清遊は海の龍宮 港館

「茶代」というのはチップの旅館版みたいなもの。従業員が旅館から給料をもらわずに、これで生計を立てている場合もあったんだとか。

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四季の御清遊地 風月          南州ホテル

こちらの二つも「茶代」廃止。旅行に行く人が増えてくれば、不明朗な慣習に対する不満の声も大きくなっていくだろう。客は予算が立てやすくなるし、従業員も無理に「茶代」をせびる必要も無くなる。廃止は双方にとってメリットのあることだろう

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昭和13年発行「南知多案内」(15) 内海その2 名所の写真

内海は紹介が長ければ広告も多いので、4分割して紹介する。(2)は観光地の写真

まずは、当時の目玉だった「世界一」のサンドスキー場

世界一とはいうが、当時サンドスキー場というのは世界にどれくらいあったんだろうか

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つぶて浦の景観

「最近国家君が代の「さヾれ石」はこの岩なりと疑問符がかけられて学術的には二億万年前のものたると云われ有名である」そうな。それは「二億万年」も前の石なら当然有名になるでしょうねえ

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つぶてヶ浜海水浴場。モダンな水着で海水浴を楽しむ女性たち

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千鳥ヶ浜海水浴場。海水浴場がようけあるのは良いが、それぞれの特徴が分からん

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内海温泉小唄舞踊

内海(1)で紹介した小唄には踊りもついていたらしい。舞台の後ろには「つぶて餅」の文字が見える。

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