昨日の写真編に続いて、動画でたどるアゲハチョウの成長
白黒時代(二齢~四齢)のナミアゲハの幼虫をつついて遊ぶ。幼虫は攻撃されると角と臭いを出して反撃する。臭いは耐え切れないというほどではないがけっこうくさい。
終齢幼虫も同じく突くと反撃してくる。終齢はそれまでと角の色が違うが、臭いの成分も違うのだそうだ
終齢の食事風景。みかんの葉をわしわしと食べて、あっという間に葉脈だけにしてしまう。若葉なら丸ごとなくなる。これじゃミカン農家から害虫扱いされるのも無理ないわ
こちらは少し珍しい食事。脱皮した幼虫はまず脱いだ皮を食べてから葉っぱを食べ始める。
そして、蛹化直前に良い場所を求めて高速移動中の幼虫。いったんサナギになってしまったら数週間(冬越しの場合は数ヶ月)全く動けなくなるので、場所選びは大事。室内だからどこでサナギになっても安全なんだけど、幼虫は当然そんなことは分からないわけで
そしていよいよ羽化。羽化する前に蛹が透き通ってきたり真っ黒になったりと前兆はあるが、早朝に素早く済ませてしまうので見逃すことも多い
羽化をもう一枚。段ボールについたので、足がうまくつかめない。アゲハチョウは蛹から完全に出たあと体内から水を出す。室内で羽化させる場合は、下に何か敷いておくといいかも
羽を伸ばして、湿っていた翅を乾かした後。必死に羽ばたいているが、まだうまく飛べない
すぐに飛べるようになるので、そうなればお別れだ。見送った数時間後にカマキリの餌食になっているのを見たときはさすがにちょっと泣けたが、もう手を離れたものなので仕方ない。それも運命だろう。