3年にわたるアゲハチョウ(ナミアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ)の飼育の中で撮りまくってきた多数の写真の中から精選(?)して、チョウの一生を解説
庭の木に産み付けられていた卵。非常に小さいので、よく注意しないと見つけられない。山奥の自然豊かなところじゃなくても、ミカンの木があればどこからかナミアゲハがやってきて卵を産んでいく。
孵化して間もない幼虫。葉っぱの付け根の付近に黒っぽいのが分かるでしょうか?卵の殻を食べてから動き出す
ちょっと大きくなった。
脱皮してさらに大きくなった。最初は真っ黒だったのが、黒・白・黒の模様になる。これは、鳥の糞に擬態しているらしい。まあ、そう見えなくもないかな・・・
どんどん食べて、どんどん大きくなる。葉っぱと同じくらいの大きさになってしまった。
そして、いよいよ終齢になる。糞に見せかけるにはでかくなりすぎると、緑色になって葉っぱにまぎれようとする。そして、胸の辺りに眼のような模様をつけて鳥などを威嚇する。
左が、脱皮して右になる。
大成長。数日でここまで大きくなる
葉っぱを食べまくって、サナギへ。一日程度絶食してからなるので、相当縮む。
最後の脱皮・蛹化が無事に完了。サナギの色は、周りの色によって緑か茶になる。
羽化直前のサナギ。しばらく前から、サナギが透き通って中身が見えるようになる。ナミアゲハの黄色い翅が折りたたまれて入っているのが分かる
出てきた直後。まだ羽がしわしわで湿っている。これを伸ばして乾かしてからでないと飛べない。外だとここが一番命を落とす危険性が高いかもしれない。
羽の乾燥中。ここでちょっかいを出すと翅が変な風になって、飛べなくなってしまうので注意。そっと見守ってやりましょう
手乗りアゲハ。卵から大事に育ててきたが、まもなくお別れだ。また来期に子供と会えることを願って・・・
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