本文の「交通」のとこでたびたび「愛知商船」という会社が登場する。
名古屋から南知多を見物して、そのついでに師崎から船で鳥羽、伊勢神宮まで足を伸ばそうと。
この冊子が発行されたのと同じ年の昭和13年の3月に、愛知商船の「神風丸」の蒲郡~篠島~師崎~二見~鳥羽というルートが就航している。それで大いに宣伝をしているわけだ。
かなり適当な航路の地図。確かに船で周ったほうが速そうだ。
「名古屋から伊勢参宮の最短日帰りコース」
最新鋭の旅客船「神風丸」の写真拡大版
なかなか立派な船であったようだ。しかし、「神風丸」で「武運長久祈願」というのが時代を感じさせる。
神風丸乗車記念のスタンプ
子会社だったかどうかは分からないが、当時からすでに名古屋鉄道とは密接な協力関係にあったようだ。後に名鉄海上観光船となる。
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