2009年6月30日火曜日

太る終齢幼虫

 昨日の記事ではまさに終齢になりたての幼虫の写真を載せたが、今日はだいぶ日にちが経ってぷくぷくになってきたのを

 縦横ともに幅が大きくなっている。食欲も非常に旺盛で、たくさんの葉っぱを入れておいても一日で全て葉脈だけになってしまうとか。

 外の木にちびが50匹くらいいたが、今日突然半分になってしまったらしい。アゲハチョウ愛好家としてはまことに残念なことだが、1齢・2齢くらいのはこれくらい大量に行方不明になるのもそこまで珍しくはない。そういうか弱い存在だということを見込んで、チョウもたくさん卵を産むのだし。カエル生息地の田んぼの近く・鳥から見えやすい開けた場所を避けることである程度犠牲を減らすことはできるが、それでも淘汰されるのは避けられない。

2009年6月29日月曜日

終齢脱皮 皮を食べ終わったナミアゲハの幼虫

段ボール上で脱皮を完了し、脱いだ皮を食べ終わった幼虫。まだ小さくて引き締まった体をしている。


アゲハチョウの幼虫を育てるときに段ボールや小枝を多めに用意しておくと良いかもしれない。脱皮・蛹化準備中のやサナギを他のと一緒にしておくと、踏み潰されたり落下したりと好ましくないことが起こる可能性が無くは無い。

 小枝一つ、段ボール一片ににつき一匹サナギにさせるようにすればそうした心配も無い。それに、ラベルを貼っておけば日数の管理もしやすく、感動的な羽化の瞬間を見逃すことも少なくなるだろう。

短期アルバイト 2009.6.29 都議会議員選挙投開票事務(事前説明会)

 昨日の午後に、2時間ほど事前説明会に行ってきた。帰りは猛烈に降る「弱雨」の中を走らなければならなかったが、何とか無事に家に着くことができた。

 説明会は前日準備~開票終了までの流れ、機械操作の確認・給料支払いについてなどを2時間ほど。2年前の参議院議員選挙と一緒だが、意外に忘れていることも多かった

 投票でアルバイトが担当するのは、投票用紙を渡す役か投票所へ誘導する役。整理券の確認が済んだ選挙人(有権者のことをこういうらしい)に機械のボタンおして出した投票用紙を渡すか、投票所へ選挙人を誘導するかだから、やること自体は単純作業に近い。

 しかし、投票用紙を紛失してしまったらえらいことになるし、案内の過程で失礼が無いように、かつ予断を与えないようにしないといけない。今回は地方の議会選挙とは言え注目度高いから、細かなことでも不正と疑われるような行為は大事になる可能性もある。普通にやれば何の問題も無いが、あんまりいい加減にやると非常に重大な事態になりかねない。

 なんにせよ、投票日まで2週間を切った。東京都に住んでいて投票権のある人はぜひ投票に行きましょう。「民主主義の根幹を支える」とか「日本の将来を決める」とかいうことを抜きにしても、日本中のニュースを独占する出来事に自分が加担できる機会なんてそうないし

2009年6月27日土曜日

間接的な天敵?

実家の裏庭にゴマダラカミキリがいた。


幼虫はミカン類などの木を食べて成長して幹に穴を開けてサナギになり、成虫になると葉っぱや皮を食べるそうだ。アゲハチョウの超食欲旺盛な幼虫達はエサが不足すれば当然生きていけないので、木を枯らし葉を食べるこの虫は間接的な天敵とも言えるかも知れない。他の種類の木も食べるし、これでその地域のミカンが全滅するってことは多分ないだろうけど。

アゲハチョウといえば、先日こんな記事が。

神戸新聞<<シカの食害、チョウ激減 南但馬山間部で深刻 

「しかし、ネズミにしろ、ゴキブリ、カ、さっきの毒々しい昆虫など、ふえるやつっていうのは、どうしていやな感じの生物ばかりなんだろう。コウノトリにしろ、トキにしろ、チョウにしろ、美しい生物はつぎつぎにへってゆく」                   星新一著 「気まぐれ博物誌」(角川文庫)より

今から40年位前に書かれた文章の一部だが、全くその通りになってるな・・・・。それにしても何でだろう。人間がか弱いものを美しいと感じるってことなのか。

2009年6月26日金曜日

短期アルバイト 2009.6.26 男女共同参画社会づくりに向けての全国会議

 千代田区にある日本青年館で行われた、「男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」のスタッフのバイト。男女共同参画社会基本法が制定されて10周年になるのを記念して行われたそうだ。詳しくは内閣府の公式サイトを参照>>平成20年度 男女共同参画社会づくりに向けての全国会議

 イベントが始まるのは13時からだが、バイトが集まるのは午前9時。全国の県・市や官庁から寄せられた男女共同参画社会に関する作品をパネルに展示する作業・来場者に配る資料一そろいを封筒に入れる作業が中心であった。

 全国から熱い思いのこもった力作が寄せられてくるのは良いのだが、残念ながら薄めのパネル・フック・両面テープのみでは展示の仕方にも限界がある。あまりにも重い作品が両面テープを張り巡らしたにも関わらず、何度も壁面から落下してなかなか苦労させられた。おかげで、1100~1200まで昼食のはずが1130~1150までのわずか20分に・・・

 1200から来場者の受付が始まる。たいていの人はハガキなりメールのプリントアウトなりの参加証を持ってくるので、それと引き換えに資料の入った封筒を渡していく。人数は多いが、一人当たりの作業量はたいしたこと無いので、そう大変でもない。

 1300にイベントが始まって来場者が一段落してきたら、まず参加証を数えて来場者数の集計を行う。その後、いらなくなった箇所から順次片づけへ。1630に日程が終了し来場者が全部帰ったら、パネルの展示物を全てはがし、返却が必要なものは再び梱包。ゴミの処分などに目途が付いたら給料をもらって終了になる。美術館のバイトと違い予定の時間まで仕事があったが、中間に暇な時間がかなりあったので総作業量は大差ない気がする。給料もそれなりで全て涼しい室内の作業だし、いいほうの部類に入るかな。

 0900~1800、日給10000円、昼食なし

 平日の午前中のイベントに来るのは、wealthyかretiredかstudentばかり。テーマが本当に切実で身近なテーマであるような人が参加できないような会議に意味はあるのか?

2009年6月25日木曜日

「ふたつのスピカ」と星新一

今NHKで「ふたつのスピカ」というドラマをやってるらしい。

NHK<<ふたつのスピカ

宇宙飛行士の訓練学校に入ったヒロインが、素晴らしい仲間達とともに苦難を乗り越え、見事目標へ・・・

どうも定型通りで見る気がしないな。予告編だけでラストシーンが想定できそうだ。実話や歴史物ならまだしも、全くのフィクションでそういう話を出されても困る。宇宙飛行士ということで目先を変えたつもりなのだろうか。

それで思い出したのが、星新一さん(大ファンなので呼び捨てはしにくい)著「ようこそ地球さん」の中の「空への門」という作品。こちらの話の主人公も宇宙飛行士への狭き門を目指して日々努力を積んでいるのだが、こちらはさすがというべきかかなりひねりの利いた結末が待っている。どうせドラマ作るんだったらこれくらいのにしてほしい。

他には、「処刑」、「殉教」、「待機」といったところがお勧め


献血にて

 献血ルームでいつものようにカードを出したところ、

「HLAが同じ人がいるので、特定の人向けの輸血として良いか?」

みたいなことを受付の人に言われた。断る理由は何も無いのでもちろん承諾した。43回目の献血にして、初めての経験だ。どこの誰だかわからないが、誰かにとってけっこう重要な貢献をしているということが分かるといつもより嬉しかったりする。

グリコ カレー職人 甘口・中辛1個ずつ

前にやったときにもらった何らかのキャンペーンカードを差し出したらくれた。


「カレーが嫌い」って人は日本人でほとんどいない(少なくとも自分の知り合いではいない)し、日持ちがするし、さらに安いので、景品としてなかなか良いかもしれない。

ただ、残念ながら自分は甘口カレーはあまり好きではない。同じグリコのLEEでも買ってきて、混ぜて食べようかな。辛さと甘さが相殺されて適度なものになり、コクが深くなるかもしれない


これなら単独でも良かったのに





献血Walker

400、成分とも終了後に献血カードとともに渡される。


表紙を飾るのは、マーくんこと楽天の田中将大投手。「はたちの献血」のイメージキャラクターだそうだ。若者にも、野球好きな中高年層にもアピール可能ということで。

内容はかなり若者向け。

「献血にまつわる7つのトピックス!」というのは、

1.徹底密着!田中将大

2.献血から医療機関までの流れ&白血病の5歳児の母親の手記

3.輸血で命をつなぎ、骨髄移植によって健康体になれた子の母親の手記

4.血液の成分と、血液型について

5.献血ルームでの流れ

6.いのちと献血俳句コンテスト受賞作品

7.「献血からはじまる超短編小説」

5では「今日のデートはココ!」と称して二人で献血に行くカップルが設定されているが、そんなの今まで一度も見たこと無いな・・・。2,3人高校生が連れ立って来て、菓子を大量に食い漁っているのは何度か見たことがあるが。

アゲハチョウ幼虫の脱皮・蛹化の世話

今日の時点で家の庭にはチビの幼虫が30匹くらいいるそうだ。大繁盛ですね。写真は、ある程度の大きさになって室内に移したもの。右の3匹は二齢→三齢への脱皮準備中、真ん中のやや大きいのは終齢への脱皮中、右端は羽化直前の蛹。


 脱皮前の幼虫は脱ぎ終わるまで全く動かなくなる。そういうのを混みあっているケースの中でほうっておくと、乗っていた葉っぱを他のに食べられて足場が崩れ落ちたり、でかい終齢幼虫に踏み潰されたりといろいろ好ましくないことが起こる。

 じっと動かなくなって脱皮の兆候が見られたら、写真のように段ボールなんかに移しておいて、脱皮して殻を食べ終わったころに戻してやればそういう心配も無い。ただ休憩しているのと脱皮準備中のを見分けるのは少し難しいが、終齢への脱皮の時は、先端がやや緑っぽくなるので分かるそうだ

2009年6月24日水曜日

2匹仲良く 同時に脱皮・蛹化

ワックスとウィッシュ。頭文字が五十音なので、waとwiに達したということでもうすぐ1周しますな。まだ7月にもなっていないのに蛹が50匹に達しようとは、何という素晴らしいペースか。


脱皮して終齢になるのとサナギになるのがほとんど同じ時刻だったそうだ。同じ日というのはあるが、両方とも時間まで同じというのは珍しい。羽化まではおよそ2週間なので、七夕にまた同時に立派な蝶になってくれるよう願おう

短期アルバイト2009.6.24 国立美術館の作品搬入

 今日やったのは、トラックで運ばれてくる作品を下ろして作品の種類別に分類していく作業。

 いつもやっているのは作品を展示室に持っていって陳列する作業だったので、今日やったのはその一つ前の段階と言うことになる。

 作業着に着替えて現場に行くと、一般的なバックヤードにすでにトラックが荷台を開けて待っているので、それをどんどん下ろして種類別にラックに積んでいく。ラックが一杯になったら指定された置き場へ運んで作品を下ろし、再び空のラックをトラックのところへ・・・の繰り返し。

 作品は軽くは無いけれど一人で楽に持てる重さ・大きさだし、人数がたくさんいたので一人当たりの作業量は少ない。美術館の搬出入・陳列系のバイトの中ではやさしめ。

 今日のアルバイトで最も驚かされたのは、09:30~1800という条件だったのに何と1330に終了したこと。それでも日給9000円は変わらないから、昼休憩1時間を引くとなんと時給3000円に・・・

 美術館のアルバイトは基本的にその日の割当作業が済めば終了なので、予定時間より早く終わることはそう珍しいことではない。さすがにここまで早く終わることはめったにないけど。

2009年6月23日火曜日

猛獣を前に ナミアゲハ23匹目が羽化

 前日の雨から一転して晴天となり、たまらない蒸し暑さに苦しめられた一日だったが、そんな天候にも負けず23匹目のアゲハチョウが羽化。

 晩秋に蛹化したものは越冬して春になってから羽化するわけだから、虫にも当然気温を感じる器官はあるだろうが、「爽快だ」とか「不愉快だ」とかいうのはあるんだろうか?


後ろのサーベルタイガーは、ただごちゃごちゃした室内の風景が写らないようにしただけで、特にアゲハチョウとは関係ないです。念のため

冤罪の心理学


認知的不協和理論をもとに、なぜ記憶と現実が食い違うのか、なぜ人はあやまちをなかなか認めようとしないのか、そして人間のそうした傾向を踏まえた上でどうすればよいのかについてを書いた本。

第5章「犯罪と捜査と裁判をめぐる迷走 冤罪はなぜ生まれるのか」

は、足利事件のDNA再鑑定→再審決定といったニュースが日々報道され、「裁判員制度」なるものが導入され自分が裁判の当事者になるかもしれないという中で、ぜひ読んでおきたいところ。というか、

第1章「心の不協和音 自己正当化の原動力」と第5章を読むだけでもこの本を買う価値はあると思う。

・刑事がほとんど思い込みに近いような捜査で「犯人」を逮捕し、明らかに誤認だと分かってからも何故当初の判断に固執するのか?

・検事や裁判官が、証拠薄弱で明らかに冤罪と思われるような被疑者に対しても有罪判決を下してしまうのはなぜか?

・なぜ誤認逮捕された人は、なぜやってもいない犯罪をじはくしてしまうのか?

などなど。

冤罪というのは功名心に逸った一部の愚かな警察がやらかすものではなく、人間は誰しも放っておけばその種の過ちを自分でも意識しないうちに犯してしまうものだ。それを理解した上で、冤罪を防ぐための対策を考えなければならないのだが・・・。どうも当時の県警や鑑識に対するバッシングばかりが目立つ状況を見るとそうなってはいないようですな。

「裁判員制度」導入されてしまった中、せめて自分にも冤罪事件を起こしかねない性向が潜んでいることを十分意識するようにしたいと思ったり

 

2009年6月22日月曜日

終齢幼虫の迫力あふれる写真

今日の写真は、いつもとは趣向を変えてドアップの写真を。


眼(本当は眼じゃなくて鳥などを脅かすための模様)の下に3本の脚が見える。これは胸脚というのだそうで、葉っぱを食べるときなどはこれを器用に使っている

魏より始めよ?

 今日は他人の粗探しが続いてしまうが、

IRを語る IRコンサルティングの日本投資環境研究所 >> 魏より始めよ

これって、「隗より始めよ(かいよりはじめよ)」ですよね?手書きで間違えるならまだしも、PCで読みの違う漢字を間違えるってのは一体・・・

別に個人ブログでの漢字の間違いならどうってことないけど、公式ブログなんだからもうちょっと注意したほうが良いでしょう。

著者がうろ覚えの故事成語を調べもせず使い、それを誰もチェックしないままあっぷしたのか、それとも一応チェックしたものの誰も気付かなかったのか、どっちにしてもそういう「コンサルティング会社」はあまり使いたくないな。

松阪が今季2回目のDL入り

 このニュースの中身に関する感想は置いておくとして、Yahoo!のヘッドラインで

「松阪、今季2度目のDLリスト入り」

だって・・・。 Disabled List  リスト入りって何?

元ネタのISMというところではちゃんと

「松阪、今季2度目の故障者リスト入り」

となっているので、Yahoo!の担当者が間違えたのでしょうね。アメリカの会社の日本法人なんだから、英語のお勉強をもうちょっとがんばってください

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追記

08:45に見たら、「DL入り」に直ってた。さすがにネット企業だけあって迅速な対応。

2009年6月21日日曜日

短期アルバイト 2009.6.21 中学生対象の模擬試験の試験監督

 首都圏のある県で最も勢力を張ってる、普通レベル以下の高校を目指す中学生向けの模擬試験。一度登録すればその後はまず間違いなく勤務できるようになるので、毎月お世話になっている。

 この試験監督の最大の特徴は、朝が異常に早いこと。07:10集合ってのはちょっと他の試験では見たことが無い。自分はごく近いところに会場があるし朝早く起きるのが苦ではないので良いが、遠方だとちょっと厳しくなるかもしれない。

 早朝に集合なので朝食を早く食べなければならない上に、08:00くらいから13:30くらいまで立ちっぱなし(監督時間中は座るのを禁止されている)なので、終盤になると徐々に体力が厳しい状況になってくる。これをやるんだったら、とりあえず前日はいつもより早めに寝て、朝食をしっかりととって来るべき。超早朝開始で4時間強立ちっ放し勤務なので、これは試験監督でありながら「体力系」に分類される。

 08:00ごろからの生徒のお出迎え~試験監督~生徒のお見送りが13:30に終了して昼食となり、後片付けが済んで解散となるのが大体14:30から15:00くらい。これで日給1万円だから、試験監督の中でも割りのいい部類に入りますな。

これが支給される弁当。味が良いかどうかという話は置いといて、食事をくれるだけで非常にありがたい

 昔はアルバイト紹介サイトで盛んに募集していたのだが、最近は登録してる経験者の応募のみに限定しているみたいだ。未経験者でも経験者の紹介があれば入れるそうなので、興味のある人は周りに経験者がいないか聞いてみてはどうでしょう。

今シーズン初のクロアゲハが

中央左若干下で、空バケツの隣の鉢のミカンにクロアゲハが留まっている


今シーズン、我が家の庭で生まれ育ったアゲハチョウはナミアゲハばかり。もちろんそれはそれで良いのだが、もっといろんな種類の蝶が来てくれればもっと楽しいのにとずっと思ってきた。

そして、今日とうとう庭のミカンの木にクロアゲハが卵を産みに来てくれたそうだ。

去年の秋に羽化したクロアゲハ。ナミアゲハやキアゲハとはまた違った美しさがある。幼虫は孵化したてから五齢までナミアゲハとよく似ているが、最終段階になると大きさの違いが際立つようになる。

昨日卵を産んだとなると、うまくいけばぎりぎりで羽化を生で見られるかもしれない。また楽しみが一つ増えた

2009年6月20日土曜日

東京都薬用植物園

東京都薬用植物園に行ってきた。自転車で30分のところに半日行っただけなのに「旅行」と銘打つのもどうかと思うが、なかなか面白かった。


薬用植物のみを栽培している植物園で、研究がメインの施設ということになっている。集団・個人ともにわりと見物客がいたが、多分年齢50代以下は自分ひとりだけだった気がする。

温室の中で、天高く伸びるバナナの葉。そのうち温室なしでも育つようになるだろうさ

カカオノキ。同じく温室内にて。

温室近くにあった「トウワタ」。指との比較で小ささがわかるはず。こんな小さくて可憐な花だが、毒草らしい。

温室内の「ヒョウタンウツボカズラ」。ウツボカズラと何かを掛け合わせたものらしい。ハエ退治に我が家にも一株欲しいな

「ヤマアジザイ」。看板が立ってないところにもあちこちで咲いていた

植物園内では「ケシ」も栽培されている。二重のフェンスと有刺鉄線、監視カメラで厳重に防御された栽培エリア

こちらは金網の隣にある「栽培しても良いケシ」。歴史の教科書のアヘン戦争のところに出てきたのとそっくりだ。

あまり期待しないで行ったのだが、予想以上にきれいな花がたくさん咲いていてかなり楽しめた。違う季節に行けばまた違った楽しみが味わえるのだろう。無料であれば何度も行きたくなる場所だ。ただし、全体的に湿気大目の場所なので、夏に行くときは蚊対策を万全に。

後は、マナーを守って楽しんでくださいと。園内の一角にあった絶滅危惧種も、そのほとんどが「園芸用の採集」が原因ですからね

20匹目のナミアゲハが羽化 


羽化は順調に推移してるようで、無事20匹目の「ナゴリ」が羽化した。

写真では、アゲハチョウの胴体が普通より膨らんでいるように見える。これは肥満体だからとかでは無くて、羽化直後で中に水がたまっているため。もうしばらく経つと、水を放出する。そんな大量に出すわけではないが、室内で羽化を観察しようとするときは一応注意を。下に紙か雑巾でも敷いといたほうが良い。この水は、羽化した後に翅を伸ばすのに使うものだそうだ。それで伸ばした後にあまったのを出すのだろう。全く、よく考えられている。

短期アルバイト 2009 7.11・12 東京都議会議員選挙の投開票事務

 本日選挙管理委員会から採用通知が到着。電話口で採用と言われてから長期間音沙汰が無かったので若干不安だったが、良かった良かった

 6/28に事前説明会があって、7/11.7/12日が本番となる。仕事自体は2007年の参議院議員選挙で経験したのと大差は無いだろう。参議院議員選挙は比例・選挙区とあったが、都議選は一人一票なのでちょっと楽かな。もしかして衆議院議員選挙と同日になるかもしれないというのはあるけど。

 選挙のアルバイトは投票前の準備から投票時間終了後の会場の片付け、開票までやるので当日は0700~2300くらいの時間働くことになる。詳しい内容などは、参議院議員選挙の時の当ブログの記事をご参照下さい

短期アルバイト 2007.7.29 参議院議員選挙の事務

 それにしても、前回に続いて今回も日本の将来にとって特に重要な選挙となりそうだ。2回連続で、そういう重要な選挙にただ投票するだけでなく参加できるというのは何とも幸運なことだ

2009年6月19日金曜日

アゲハチョウのなぞ 幼虫と成虫

実家の庭にやけにでかいカエルがいたそうだ。イモムシを食べて膨らんでる?まあそんなことは無いと思うけど。


イモムシの天敵といえば、ハチ・カマキリ・カエル・各種の鳥等になる。それに対する防御としては、臭角がある。

 しかし、これって一体どれほどの効果があるものなのか。確かに角を出せばびっくりさせられるかもしれないしけど、カエルとか鳥だったらそんなの出すまもなく飲み込まれるんでは?臭いにしたって確かにくさいけど、そこまでというほどでも無いし。もしかして、カエルや鳥にはとりわけ嫌な成分が含まれてるのだろうか。動きが鈍い上に体格(?)でも不利なんだから、おとなしく葉っぱに溶け込んで擬態しておくのが一番だと思うけどな。すばしっこいカエルだって写真のように背景に同化してるし。

 もう一つ不思議なのが、幼虫の時は前身緑で擬態してるのに、羽化して蝶になったとたん鮮やかな黄色系の翅になること。ヒマワリ畑ならともかく、花は黄色とは限らないんだし目立ってしょうがないと思うのだが。フェロモンで同種のメスを探し当てて交尾するんだったら、全身緑のほうが良いんじゃあないだろうか。見た目美しいから人間にとっては歓迎だけど、どういうわけであんな色になったのか。

 虫にはまだまだ分からないことが多い。夏休みに図書館でじっくり調べてみるか

ししゃモンロー

いなげやでシシャモを買ったら、パッケージの隅に「しゅしゃモンロー」が


このししゃモンローっていうのはマルハニチロの携帯サイト「マルハニチロのししゃも」の公式キャラクターのようですな

マルハニチロ>>モバイルサイトの紹介

モバイルサイト 「マルハニチロのししゃも」

プロフィール紹介には

「ししゃモンローは女の子。ちょっと幼な顔ではありますが、すでに“子持ち”のセクシー系なのです。お腹がぷっくらしているのは、子(たまご)沢山のせい?!いつもの癖で大きく開いた口にも、ご注目ください!」

とあるが・・・

「ししゃモンロー」になったのは一体どういう意図があるのやら。「モ」しか重なってないし、マリリン・モンローが子沢山だったって話も聞かないし、カラフトシシャモはロシアやアイルランド産・マリリン・モンローはアメリカ出身だし・・・

ナミアゲハの最期

東京にて。玄関外で、翅を広げた状態で死んでいた。体に全く損傷が無いので一瞬まだ生きてるかと思ってしまった。踏み潰されないように端っこの土の上に移動させておいた。


幼虫の時にあれほど大量の葉っぱを食べ、苦労して?サナギになって無事羽化して蝶となれても、せいぜい1週間~10日程度の寿命しかないようだ。複数年土の中ですごす蝉ほどではないが、幼虫の期間のほうが長いことになる。普通は幼虫の期間は蝶になるための準備で、羽化してからが本番と考えられているが、イモムシの時のほうが一生のメインの部分で、最後に子孫を残すために蝶になってるような気もする。どこかに書いてあったことの受け売りだけれど

2009年6月18日木曜日

アゲハチョウ以外にもいろいろと 豊かな自然

今日の写真はちょっと珍しいアングルで。蛹から出てきて休憩中のナミアゲハを上から撮ったもの。怪物?昨日は4匹羽化したそうだ


こちらは、我が家の庭で孵化したカマキリの赤ちゃん。真ん中左の、窓のすぐ下にある葉っぱに小さいのが大量に乗っている。

アゲハチョウやカマキリに限らず、実家の近辺は自然が豊かでいろいろと生き物がいる。

 梅雨のころから夏休みいっぱいくらいにかけて周囲の田んぼでは毎晩のアマガエル・ウシガエルの大合唱で、秋にはこおろぎ・キリギリスなどの秋の虫の音色がうるさいくらい。フクロウ?か何かの鳴き声は年中どこからか聞えるし、ちょっと山に行けばキジやらウサギやらが駆け回ってるし・・・。

 東京の家も割と郊外で周囲には自然があるのだが、何というかあまり生物の気配が感じられずちと寂しい。やっぱり田んぼの存在が重要なんだろうか。

アートに彩られたウラル地方の工場の廃墟

English RussiaのArt on the Plantから写真を引用して記事を作成 

 60年前のソビエト時代に、ウラル地方に数千年前からある原生林を切り開いて広大な工場が建設された。ソ連が崩壊し市場経済に移行した後も操業を続けていたが、今回の金融危機で打撃を受け休業。工場内に芸術家が現れて自然の絵を描いたと。

工場内の写真。金融危機後に操業を停止したのだったらつい最近までは現役だったはずなのに、ずいぶん荒れているように見える

お花畑で戯れる少年少女たち。

ひまわりが咲き乱れる

不自然な姿勢で絵を描く芸術家。English Russiaの記事には、「絵によって廃工場がいっそう気味の悪いものになった」とあるが・・・

ウラル山脈は自然が豊かなのと同時に各種鉱物資源も豊富なので常に開発の危機にさらされている。北西部のコミの原生林は世界遺産に登録されているが、そこにも豊富な金鉱があるという

コミの原生林

Девственные леса Коми 04:50, 26 мая 200  Добро пожаловать в Википедию(wikipedia ロシア語版)の写真を引用

http://ru.wikipedia.org/wiki/Файл:Four_herous01.JPG

2009年6月17日水曜日

蛹化の場所

注意を払ってはいたのだが、飼育ケースの壁に羽化してしまったそうだ。


室内でケースに入れて飼っている場合は特にそうだが、手近なところに木があってもそれに止まってサナギになるとは限らない。

終齢の幼虫はサナギ直前になると全く動かなくなり、かなり水っぽいのを大量に出すようになる。うちではそういった兆候が見られたら蛹化専用の別のケースに移しておく。そこには留まりやすいような枯れ枝や段ボールなどを大量に入れ、脱走できないように厳重にフタをしておく。

 無事に枝や段ボールに留まってくれたら、蛹化した日を記録してまた蛹用ケースに移して使ってない和室の縁側においておく。今の時期はそうでもないが、冬に蛹をあまり暖かい部屋に入れておくと、真冬に季節を間違えて羽化してしまうこともあるようだ。

 大体2週間前後で羽化するので、時期が来たらまた居間に持ってきて、羽化するところや羽を広げたところなどの撮影を。

これは計画通り枯れ枝に留まってサナギになってくれたナミアゲハの幼虫。

同じく、木に留まってサナギになろうとしている幼虫2匹

サナギ化が完了

これも予定通り段ボールに留まってサナギになろうとしている幼虫。一匹フタに止まってしまったのがいるが・・・

こやつは大失敗。ケースから大脱走して走り回った挙句、戸棚に留まって羽化してしまった。

まあ、無事サナギになって羽化し旅立っていったからいいのですがね。問題児ほど愛着が湧くともいうし。

2009年6月16日火曜日

青年ヒトラー

ヒトラーの少年時代から、第一次世界大戦でを経てナチ党首となる直前までを描いた本。


ドイツ・オーストリアの国境あたりで官吏の子として生まれ、画家を目指して失敗し、建築家を目指して失敗し、第一次大戦での兵士としての体験で愛国心に目覚め・・・
というような大まかなところは知っていたが、クビツェクという少年時代からの無二の友人が居たことはぜんぜん知らなかった。

 ヒトラーといえば真っ先にホロコーストが連想されるわけだが、なぜそこまでユダヤ人を憎むようになったかについてこの本では「大衆の支持を得るための手段、タクティークだったのでは」と書いているが、自分もそんなところだろうなと思う。何らかの「敵」を作り出して内部の結束力を高めるのは、古今東西どんな国・組織でも普遍的に見られる現象だ。
 
 ヒトラーは美術学校の受験失敗、母親の死去、ウィーンでの極貧生活など、かなり不遇な時代を送っている。まあ、それはこの本にも書かれているとおり、半分以上は地道な計画や努力を嫌った本人の責任になるのだけれど。「若き日のアドルフの人生がもっと幸せに進展していたら、あのような悲劇は起こらなかったのでは」というような記述が何箇所かにある。しかし、それについてはちょっと疑問がある。「悲劇」fが起こったのはヒトラー一人のせいではなく、敗戦と大恐慌で壊滅した国内の経済情勢・そういう人物を熱狂的に支持した民衆・独裁体制を固めるのを許してしまった政治制度・なんら有効な策をうてなかった英仏、などなどの諸要因があってこそだ。他が変わらずにヒトラーだけがいなくなったとしても、別の人物がまた何らかの形で大いなる悲劇を起こすことになったのではないだろうか。

2009年6月15日月曜日

うちのアゲハチョウの飼いかた

第一集団の幼虫は次々にサナギになって、もうじき終齢幼虫がいなくなるそうだ。まあ、すぐに第二集団がどんどん終齢になっておおわらわになるんだろうけど。


写真は、くつろいだ姿勢で葉っぱを食べる終齢幼虫2匹。

 うちでアゲハチョウの幼虫を飼育するときは、生け花用の吸水スポンジ(100均・ホームセンターで入手可能)に水を含ませて、それに葉っぱを挿しておく。室内で飼うのにミカンの木を丸ごと持ってくるわけには行かないが、枝を折ると木が激しく消耗してしまう。葉っぱだけを取るのであれば比較的回復も早いし、場所もとらずにすむ。葉をとったところからはすぐに柔らかい新芽が出てくるので、イモムシたちの食も進む。

 小さい幼虫が少ししかいないときは、ちゃんとスポンジに水を含ませて葉っぱを挿しておかないと、食べ終わる前にしおれてしまう。逆に、終齢幼虫がわんさかいる場合は水分補給はあまり気にせず、ツマヨウジに2、3挿しておけばすぐに食べつくしてしまう。その辺の葉っぱの量の加減は、様子を見つつ徐々に調節してけばいいかと。

 うちは家に常に誰かしらいるので、葉っぱの補給がこまめにできる。しかし、昼間家が空になる場合でも朝に多めに葉っぱを入れておけば特に問題は無いはず。ただし、葉っぱがなくなるとその辺を這い回って脱走を試みる場合もあるので、出かける前にしっかりフタをして・・・

鉄道の地理学

「WAVE出版」という聞いたことない出版者だったのでどんなもんかと思っていたが、非常に面白かった。


「本書では、鉄道の通っている地域の自然環境、社会環境、あるいはそこに住む人々で構成されている地域社会との関連で鉄道の果たしている役割の説明に焦点を置いている。このような考え方は鉄道を理解する上で大切な見方なのであるが、少なくとも日本では、これまで「鉄道の地理学」を表題に掲げてまとめられた内容の本はなく、本書をもって最初とする」(「はじめに」より引用)

確かに、今鉄道ブームだとは言っても、

「日本全国鉄道のりつぶしの旅」とか、

「知られざる秘境駅の数々」とか、

「鉄道写真絶景ポイント100」とか、

趣味的な要素が非常に強い本ばかりですからな。そういうことで鉄道の旅を楽しむのが悪いということは全く無いが、単に乗ったり撮ったりするだけではなくて、鉄道の社会的な役割について知識を深めるといっそう楽しめるようになるかもしれない。

日本の鉄道の歴史、世界各国での国鉄改革、気候・地形・海や川と鉄道の関係、地方ローカル線の現状、貨物鉄道の歴史、新幹線、などなどどの章も興味深い内容で数多くの新知識が得られた。自分はそこまで熱心ではない「乗り鉄」の部類に入るかと思うが、これからは鉄道の旅をより深く楽しめそうな気がする

2009年6月14日日曜日

アゲハチョウ 羽化ラッシュ一休み


6/11で第一集団の11匹が全部羽化したので、羽化ラッシュは一休み。とはいっても、第二集団のサナギの最初の羽化予想日が15日なので、ほんのつかの間の休みだが。

第二集団の幼虫は31匹もいるそうで、またまたにぎやかな日々が続くことだろう。今のところはナミアゲハしかいないようだが、キアゲハやクロアゲハも来てくれるとまた楽しみが増える。

写真は、アゲハチョウの幼虫に葉の全てを捧げたミカンの木の勇姿。

2009年6月13日土曜日

川越旅行記(2) 珍風景

有名どころの写真は公式ホームページでも個人ブログでも盛んに紹介されているだろうから、多分誰も見向きもしないような写真を撮ってきた

まずは、道端にあった看板を。


「明るいうちに家に帰りましょう!! 夜道注意 川越警察署」

夜になると、こういうものが出てくるのですね。明治の大火で亡くなった人々の魂が、夜な夜なさまよっているのだろうか。

次も看板を

「青少年を育てる■ 地区会議 川越警察署」

これって育ててるのか?青少年が垂れ目のカッパに襲われて、溺死させられそうになっているとしか見えないんだが・・・

次は、観光のメインルートから少し外れたところで見つけたもの

「田谷堰」というのだそうだ。木製の扉の堰とはなかなか珍しい。こんなでは閉めてもそこらじゅうから水が漏れてきそうな気もするが。稼動してるんだろうか。

相変わらずボヤボヤの写真を。喜多院南方にて

左上が壊れた碑、灯篭などが住宅街の中の空き地にかき集められていた。明治初年の廃仏毀釈の犠牲者らしい。実は立派な御殿よりこういうののほうが好きだったりする。

喜多院内部の自販機

観光地にはありがちなものだが、個人的には止めたほうがいいと思う。なにやら「安っぽい俗化した観光地」というムードがこれから発散しているかのように感じられる

川越旅行記(1) 全般的な感想


6/12(金)に、川越へ旅行に行ってきた。別に例のドラマにつられてというわけではなく、ごく近所の名所(?)を見ないまま東京を去るのももったいないと思って。

現地でも、当然ドラマに便乗した幟やポスターがあちこちにあった。

ブログに載せるためにケータイで写真を撮りまくろうと思っていたのだが、もともと機能がしょぼい上に何度も落としているせいかピントが全然合わない。

 川越名物の蔵。明治に大火事があって街全体が焼け落ちたが、蔵的な建物だけは残ったので、再建するときはそれをみんながまねたそうだ。

 よく晴れた日だったんだが、こんなぼやぼやの写真になってしまってはねえ。

同じく名物の「時の鐘」。もう真っ黒の塔というくらいしか分からない、ひどい写真。

「まつり会館」は館内の撮影もフリーという稀有な博物館だったのだが、人形の顔がひょっとこだかお姫様だか分からんような写真を撮ってもしょうがないということで、断念。

写真はあまり無いが、観光の全体的な感想としては若干いまいちだったような。

蔵の町並みは確かにあったけど、真ん中の通りはトラックやらワゴンやらが大量に走ってて興ざめ。蔵が若干歯抜けで区間も予想より短かった。馬籠とか高山くらいのを想定していたが、期待が高すぎたかな。まつりは資料館を見ただけだがなかなかにぎやかで良さそうだったので、10月にまた行ってみても良いかもしれない

アゲハチョウの幼虫 飼育箱での風景

真ん中の4齢幼虫が葉っぱの真ん中で休んでいるが、終齢幼虫が・・・

飼育箱でアゲハチョウの幼虫を飼っていると、どうしても自然界よりも混雑しがちだ。上の動画のようなこともしょっちゅうではないが割と起こる。

今回は2対1で体格に圧倒的違いがあったので抵抗は黙殺されていたが、終齢どうしが葉っぱや茎の上でかちあった時は、どっちかが方向転換して穏便に済ませることが多い。イモムシは見た目の通りゆったりしたやつらなので、エサが足りてれば多少込んでてもケンカの心配は要らないようだ。

思いっきり伸びる終齢幼虫 幼虫の歩き方

伸びて伸びて・・・


葉っぱを食べようとして思いっきり伸びをしている。普段は5センチで、伸びると7センチになるそうだ。

幼虫が移動するときも、基本的には伸びる→縮む→伸びるを繰り返すようだ。ただし、急ぐときはシャクトリムシ的になる。