2009年6月27日土曜日

間接的な天敵?

実家の裏庭にゴマダラカミキリがいた。


幼虫はミカン類などの木を食べて成長して幹に穴を開けてサナギになり、成虫になると葉っぱや皮を食べるそうだ。アゲハチョウの超食欲旺盛な幼虫達はエサが不足すれば当然生きていけないので、木を枯らし葉を食べるこの虫は間接的な天敵とも言えるかも知れない。他の種類の木も食べるし、これでその地域のミカンが全滅するってことは多分ないだろうけど。

アゲハチョウといえば、先日こんな記事が。

神戸新聞<<シカの食害、チョウ激減 南但馬山間部で深刻 

「しかし、ネズミにしろ、ゴキブリ、カ、さっきの毒々しい昆虫など、ふえるやつっていうのは、どうしていやな感じの生物ばかりなんだろう。コウノトリにしろ、トキにしろ、チョウにしろ、美しい生物はつぎつぎにへってゆく」                   星新一著 「気まぐれ博物誌」(角川文庫)より

今から40年位前に書かれた文章の一部だが、全くその通りになってるな・・・・。それにしても何でだろう。人間がか弱いものを美しいと感じるってことなのか。