2009年6月20日土曜日

東京都薬用植物園

東京都薬用植物園に行ってきた。自転車で30分のところに半日行っただけなのに「旅行」と銘打つのもどうかと思うが、なかなか面白かった。


薬用植物のみを栽培している植物園で、研究がメインの施設ということになっている。集団・個人ともにわりと見物客がいたが、多分年齢50代以下は自分ひとりだけだった気がする。

温室の中で、天高く伸びるバナナの葉。そのうち温室なしでも育つようになるだろうさ

カカオノキ。同じく温室内にて。

温室近くにあった「トウワタ」。指との比較で小ささがわかるはず。こんな小さくて可憐な花だが、毒草らしい。

温室内の「ヒョウタンウツボカズラ」。ウツボカズラと何かを掛け合わせたものらしい。ハエ退治に我が家にも一株欲しいな

「ヤマアジザイ」。看板が立ってないところにもあちこちで咲いていた

植物園内では「ケシ」も栽培されている。二重のフェンスと有刺鉄線、監視カメラで厳重に防御された栽培エリア

こちらは金網の隣にある「栽培しても良いケシ」。歴史の教科書のアヘン戦争のところに出てきたのとそっくりだ。

あまり期待しないで行ったのだが、予想以上にきれいな花がたくさん咲いていてかなり楽しめた。違う季節に行けばまた違った楽しみが味わえるのだろう。無料であれば何度も行きたくなる場所だ。ただし、全体的に湿気大目の場所なので、夏に行くときは蚊対策を万全に。

後は、マナーを守って楽しんでくださいと。園内の一角にあった絶滅危惧種も、そのほとんどが「園芸用の採集」が原因ですからね