注意を払ってはいたのだが、飼育ケースの壁に羽化してしまったそうだ。
室内でケースに入れて飼っている場合は特にそうだが、手近なところに木があってもそれに止まってサナギになるとは限らない。
終齢の幼虫はサナギ直前になると全く動かなくなり、かなり水っぽいのを大量に出すようになる。うちではそういった兆候が見られたら蛹化専用の別のケースに移しておく。そこには留まりやすいような枯れ枝や段ボールなどを大量に入れ、脱走できないように厳重にフタをしておく。
無事に枝や段ボールに留まってくれたら、蛹化した日を記録してまた蛹用ケースに移して使ってない和室の縁側においておく。今の時期はそうでもないが、冬に蛹をあまり暖かい部屋に入れておくと、真冬に季節を間違えて羽化してしまうこともあるようだ。
大体2週間前後で羽化するので、時期が来たらまた居間に持ってきて、羽化するところや羽を広げたところなどの撮影を。
これは計画通り枯れ枝に留まってサナギになってくれたナミアゲハの幼虫。
同じく、木に留まってサナギになろうとしている幼虫2匹
サナギ化が完了
これも予定通り段ボールに留まってサナギになろうとしている幼虫。一匹フタに止まってしまったのがいるが・・・
こやつは大失敗。ケースから大脱走して走り回った挙句、戸棚に留まって羽化してしまった。
まあ、無事サナギになって羽化し旅立っていったからいいのですがね。問題児ほど愛着が湧くともいうし。
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